※えろのターンです





「んぁっ、いざっ、ああ!」

何で、どうして。目の前で楽しそうに俺の体を好き勝手弄っている奴からは、どこかピンク色なオーラが放たれているような気がする。
服はもう既に剥ぎ取られていて、俺は性器を握られ、擦られ、舐められで、暴力的すぎる快楽に身を委ねていた。
何だこれは、何なんだ。俺の知らない世界が繰り広げられているようで、目の前の現実に目を閉じたくなる。
でも目を閉じる前に臨也が、背筋にゾクゾクと這いあがってくるような感覚を俺に与えるから、目を見開いてその感覚に過敏に反応してしまう。
そして不意に何か出そうな感覚がして臨也に出る、と伝えると、それを予知していたかのように根元を痛い程に握られた。

「俺のこと、好きって言って?」
「あ、いうから、ぁ!はなし……っ!」

我慢できなかった涙が零れ落ちる。臨也が眉を顰めているのが見えて、俺が駄目だったのか、と急に不安になった。
これ以上臨也の顔が見れなくて、目を瞑って顔を背けた。

「うーん……このままじゃ俺が言わせたみたいだよねぇ…」
「ふぇ……え?」
「本当に君は、俺のことが好きなのかな?俺が言ったから流れに流されて、それでヤってるだけじゃないの?」
「ち、ちが…!俺は、臨也のことが好き、で……」

自然と出てきた言葉に自分でも驚いた。そうか、自分はこんなにこいつのことが好きで、それなのに気付かないふりをして。
今まで秘めていた気持ちを言葉に出したら、もう何でも言えるような気がした。
目の前の赤い瞳が細められて、俺はその瞳をじっと見つめた。

「好き、だ。臨也が、好き………」

でもいざ言葉に出すとやっぱり恥ずかしくて、後半はほとんど顔を隠している状態になってしまった。
そうしていると頭上から息を呑む音が聞こえて、恐る恐る顔を上げてみると、臨也が口許に手を当てて俺から視線を逸らしている。心なしか少し頬を赤く染めて。
何故臨也がこんなことになっているのかわからなくて、臨也?と問いかけてみても反応なし。
一体何なんだ。もう一度問いかけようとしたら、それは目の前でさっきまで頬を染めていた男に阻まれた。

「んぁっ!?」
「もうシズちゃんがそんなこと言っちゃうから、俺が我慢できなくなっちゃったでしょ」
「な、なにいって、やっ、いざっ…あぁ!」

急に欲望を堰き止めていた手が動かされ、腰が抜けるような刺激が脳髄を走る。
変な声ばかり漏れ続ける中で臨也を見ると、臨也は息を荒くして何かを我慢しているようだった。
臨也の表情が苦しそうだ。俺は直感的にそう感じて、必死に言葉を紡ごうと口を開ける。

「いざやっ、ぁ、だいじょ、ぶ……か?」

やっと言葉が紡ぎ出せた。そう思って心配して臨也を見ると、臨也は丸く目を見開けていた。
そして今度は完全に顔を赤くして、俺から目を背ける。

「……シズちゃんの馬鹿」
「、なっ!何で、俺が馬鹿になるんだよ!俺は、臨也のこと心配して言って……!」
「シズちゃんがいつもと全然違うから、俺の調子が狂っちゃうじゃない。さっきから誘うようなことばっかり言って…」

臨也の言っていることが理解できなくて眉間に皺を寄せる。でもやっぱり臨也は苦しそうに熱い息を吐いていて、結局は心配になる。
臨也の顔をじっと見ていると、臨也が呆れたように笑った。
何で笑うんだよ、と問おうとしたのも束の間。

「あ、あああぁぁ!」

いきなりの刺激に背筋が仰け反る。何かが弾けたような感じがして、さっきまで俺の性器に触れていた臨也の手を見ると、明らかに俺が出したと思われる液体がべっとりとついていた。
恥ずかしくなって、でも目を逸らせなくなって、顔に熱が集まる。

「じゃあ力抜いてねー」
「は?っ、ぐ……」

軽い口調で言われたかと思えば、とんでもない場所に指が這って侵入する。臨也の細くて形の良い指なのに、今の俺にとっては凶器にしかならない。
息が詰まって、体が硬直する。唇を噛み締めて耐えていると、下半身から刺激が走った。
何が起こったのか見ても、俺の性器には何も触れていない。まさか、と思って顔が青ざめるのがわかった。

「シズちゃん、そんな顔しても無駄だからね?」
「え、あ、やだっ、いざやぁ、やめっ、ふあぁ!」

引き攣るような、男の甲高い声だけが響いて耳を塞ぎたくなる。我慢しきれない涙が頬を伝って、シーツに染みをつくった。
腰がガクガクと抜けていく感覚が、目の前が真っ白になる感覚が、怖くて仕方ない。
荒く息を吐いていると、指がぬちゅ、とかいう変な音を立てて抜かれた。それを合図に力を抜いた瞬間。

「あ、んぐ、いざぁ…!?」
「っく……シズちゃん、大丈夫?」

熱い塊が俺の中に入ってきて、指よりも明らかに質量が違うソレに俺の息は絶え絶えになってしまう。
歪む視界の中で臨也だけを視界に入れて、その余裕のない表情を見た。
は、ざまぁみろ。
俺だけがやられているなんてやっぱり満足できなかったから、臨也も余裕がなくていいんだと思う。さっき好きだと言ってしまった分も、何だか忘れられるような気がした。
臨也のことを好きだということを忘れるんじゃないけど。

「何、考えてんのかなぁ?」
「え?あ、ひぁ、いざ、ふぁあ」

内側からの圧迫感と、それに勝る背筋をゾクゾクと這いあがるような感覚が同時に襲ってきて、もう駄目になってしまいそうで。
駄目だ、という前に俺の口から零れ出るのはだらしない嬌声。
もう既に思考は溶け、臨也になら何されてもいいんじゃないかと思うぐらいになっていた。
縋り付くように臨也の首に腕を回すと、かさついた髪を撫でられる。
そのまま一瞬意識が飛んで、下腹部に何か熱いものが注がれた気がして、どろどろと溶けた思考を持てあます。

朝目覚めたら、まずは挨拶でもしてやろうか。
微睡む思考の中、俺はそう決めて眠った。




今気付いたんだけど、こいつらディープなキスしてねぇ(汗

シズデレ発動しようとして失敗した良い例だよ、これorz
これからはちゃんと萌えるよう、頑張りますれば!!
ただ、好きっていう言葉を言ってもらおうとしたら良いオマケがついてきちゃったな臨也^q^
っていうか怪我人、何してるんだ、今すぐそこ替われ←

こんな蛇足なエロでもよろしければもらってやってください!!^q^

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