※やはりえろのターンです
  苦手な人、年齢に達していない人はお控えください




「シズちゃんは痛くないかもしれないけど、痛かったらごめんね」
「え?あ、あああ!」

臨也の下半身からベルトを外す音が聞こえたかと思えば、唐突に臨也に謝られた。
一体何事か。
そう思って問い返す前に、とてつもない圧迫感。
見ると、臨也の、その……アレが俺の中、に…。
信じられない光景を目にして、俺は硬直してしまった。

「く、シズちゃん、力まないで」
「そ、なこと、いわれてもっ…!」

少し入ってきただけでも苦しくて息が詰まってしまう程なのに、力を抜けだなんて。
視界が滲んで目尻から涙が零れ落ちる。
断続的に息を詰まらせていると、臨也の顔が迫ってきて、唇を塞がれた。
その瞬間は一瞬気を緩めていて、気付いたときには苦痛を忘れていた。

「は、シズちゃん、全部入ったよ?」
「あ、え?」

嘘だ、と思って下半身を見……たくても見れなかったので必死に目を逸らした。
臨也が頭上でクスクスと笑うのが聞こえて抗議しようとすると、腰に電流が走ったような感じ。
…あの感じだ。

「あ、や、いっ、あぁ」

何度も何度も突かれるような感覚がして、頭がおかしくなりそうだった。
腰がガクガクと揺れる。
臨也の顔を縋るように見ると、汗を流して、珍しく余裕のない表情をしていた。
…は、ざまあみろ。
そうやって言ってやろうとしたのに、口から出るのは気持ち悪い男の甲高い声ばかり。
せめて臨也ぐらい声が高くて、背も低かったらなと何度思ったことか。

「何考えてんの」
「あ、ぅ、はぁ、あ!」

臨也の声音が少し低くなって、臨也のスピードが速くなった。
俺は必死に首を横に振って違う、と訴えてもやはりそれは言葉にならなくて。
どうやったらわかってくれるんだろうか、そう思って考え付いたことは臨也の首に腕を回すという簡単なものだった。
これだけで理解してくれるような相手でないことはわかっているけど。

「ぁ、いざ、やのこと、かんがえて、てっ!」
「っ、!」

やっと言葉が出た。
荒い息の中で放った言葉は臨也に伝わっただろうか。
と、その瞬間、俺の中のものが確実に質量を増したのがわかった。

「あ、や、おっきく、な」
「これはシズちゃんが悪いんだからね、っ」

そう言って余裕のなさそうな顔をした臨也は、俺の額に口付けた。
それを機に、臨也は俺を追い詰めるようなスピードで突いてきて、もう言葉を発すことができなかった。
ただ臨也が最後に言った言葉が耳に染みついて。

「好きだよシズちゃん。愛してる」

その言葉を聞いて、俺は意識を飛ばした。



「……まさか君たちがこんな関係になるなんてね」
「…悪かったな、こんな関係で」
「ちょっと新羅。そういういい方はやめてよ!俺とシズちゃんはさっき屋上で正式にセ」
「ああああ!手前は黙ってろ!」

俺が目を覚ますと、俺の体は臨也の腕の中にすっぽりと収まっていて、俺の頭上に臨也の頭があるという体勢だった。
身長差を考えるとこうはいかないわけだが、俺が寝ているような微妙な体勢をとって、臨也が座っているとこの体勢は成立する。
そのせいで俺の首は悲鳴をあげている。
辺りを見回すと屋上ではないらしく、白い空間に包まれていたため保健室だということがわかった。
そしてここはベッドの上、ベッドの横では新羅が未だにチャイナドレスを着たまま座っている。

「まさか性行為のせの字も知らない静雄が、一気にそれを知ることになったとはね。しかもその要因が臨也、って……」
「俺以外の相手だったらそいつを抹消してるとこだったけど」

爽やかな笑顔で怖いことを言うもんだから、思わず顔が引きつってしまった。
新羅にはこの赤い顔は見られないようにして、背後にいる臨也の胸に顔を押し付けた。

「…俺だって、こいつ以外となんか……」
「っ!シズちゃんがデレた!可愛いよシズちゃん!一生大事にしてあげるからね!」
「……二人とも、場をわきまえてね」

臨也が俺をぎゅうぎゅうと抱き締めてくるから、俺の首は危うくねじれるところだった。
新羅が溜め息を吐いたのが聞こえて、恥ずかしくなったが、もうそんなのさえどうでもいいと思うようになってしまったのは臨也のせいだ。
ふと左手に違和感を感じて見ると、左手の薬指に指輪がはまっていた。
それに気付いて臨也の右手を見ると、臨也の右手の人差指から指輪が一つ消えていた。






なんか砂糖の塊って感じですねw
シズデレが好きなんです、すみませんでしたorz

初めてのえろがこれって…もっと上手に書けるようになりたいです(´・ω・)

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -