ある意味臨→静?



いつも俺はシズちゃんの身体自体を傷つけることをしている。

そうだ、今日はシズちゃんの服を切ってみよう!


「いーざぁやぁくぅん?」

「あ、シズちゃん」

「手前、池袋には来んなっつっただろーがああ!」

シズちゃんはそこら辺の自販機を持ち上げて構えた。
普段ならここで逃げるんだけど、今日はどうしてもやりたいことがあるからね!

「そんなデカい構え方してるから懐に潜り込まれるんだよ?」

「ッ、何!?」

大幅に空いているシズちゃんの懐に素早く潜り込み、ナイフを取りだす。

「えーいっ」

「・・・え?」

身体が切られると思っていたシズちゃんは明らかに拍子抜けした顔をしていた。
襟もとから裾までを真っ二つに切る。
ベストもシャツも、蝶ネクタイも一緒にばっさり。

シズちゃんは自販機を持ち上げたまま、バランスを崩して後ろに尻もちをついた。

「うわ、えっろ」

自販機を後ろの方に投げ飛ばして、ただ床に手をついて座り込んでいるだけの彼は、どうみても襲われたようにしか見えなかった。
しかも若干涙目だから余計に。

初めてチラリズムがいいと感じた瞬間だった。

「・・・・・・が」

「え?」

「幽が、くれた、服だったのに・・・」

じわり、と涙の膜をより一層張らせると、ポツポツと呟くシズちゃん。

え、何その理由。
流石の心の広い情報屋さんでも、ちょっと苛々きちゃったよ。

「ちょっと、シズちゃんの服を切ったのも俺だし、シズちゃんを傷つけたのも俺だよ?俺のことをいつもみたいに殺そうとしないの?」

よし、これだけ挑発すれば大丈夫だ。

準備万端、という風に立ち上がったのに、シズちゃんは、

「かすかに、あやまらなきゃ、いけなくなっちまった・・・」

・・・・・・ここで犯してやろうかな。
うん、そうしよう。

その後、俺の怒りは頂点に達し、シズちゃんに筋弛緩剤とかを投与してその場で犯したのはまた別の話。






臨也さんが最低でした、っていう話。
じゃなくて、管理人がただ静雄の服を切ってみたかっただけの話w
臨也が変態になるのはいつものことだからお気になさらずー
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