※前回に引き続き絶賛えろのターン中です
  苦手な人、年齢に達していない人は閲覧を控えてください



「シズちゃん、この行為の意味わかってる?というか、今何してるかわかってる?」
「今ぁ?……いやがらせ、じゃねぇの、か?」
「………はぁ」
「え、だって俺ばっかり恥ずかしいことさせられて、臨也は見てるだけで、いじめてくるし、おれ、どうしていいかわかんねぇよ…っ」

俯きながらそう言うと、臨也が息を詰める音が聞こえた。
臨也の本心がわからなさすぎて、また涙が込み上げてきた。
ぐっと拳を握りしめると、その拳はより一層強く握られることになった。

「あ、はぁん!」

臨也の手が唐突に動き始めた。
しかもさっきよりも速く、激しく。
視界が潤む中で臨也の顔を見ると、臨也の顔が上気していた。

「シズちゃんは何もしてなくていいよ。これは愛を育む行為だから、受ける側のシズちゃんはただ甘受してればいいからね」
「あ、あぁぁ…あ、い?」
「そう、愛」

臨也がいつも言ってる「愛」という言葉は、今は酷く重く感じた。
その間も臨也の手は忙しなく動いていて、瞼の裏が白黒に光るような感覚がした。
もう無理だ、こんなの。
初めてが多すぎる。

「ふあぁ、や、なんか、で、るぅ!」

何だかどうしようもないような感覚に襲われて、尿が出てしまいそうな感じがした。
今はトイレなんかしたくないはずなのに、下半身が疼いて仕方がない。
首をぶんぶんと横に振ってみるも、そんな小さな行動は無駄に終わるだけ。

「いっ、いざや、といれ……!」
「え、トイレ?………ああ、そういうことね」

何がそういうことなのかは全くわからないが、どうやら臨也は解放してくれないらしい。
それに加えて動きを速くしてきやがった。
悪趣味だ、おかげでこの何ともいえない感覚を我慢しなければならない。
でも我慢する耐性なんかついてない俺は、もう限界ギリギリの淵を彷徨っていた。

「ここで出していいよ」
「え、やぁ、だ、だめだ!そんなッ…こんなとこで、きたなっ、ひゃぁ!」
「汚くないから。ほら、ね?」

促すように言われて、瞼の裏が白く、意識が飛ぶような感覚がした。
次の瞬間、何かが飛び出るような感じがして、意識がふわりと宙に浮いた。
荒くなった息を整えながら、目の前にいる臨也をぼんやり見つめていると、何やら臨也の指に白い液体。
…何だアレ。

「見て、シズちゃん、まーっしろ!」
「え?………っ!?」

臨也に指差された場所、俺のスカートとか股間付近を見ると何かの液体で真っ白に汚れていた。
それが、さっき俺が出したものだと気付くのはアイツの発言から。

「ふふ、いっぱい出たねぇ」

目の前にいる男は、そう言って自らの右手についた俺から出たと思われる液体をねっとりと舐め上げていた。
流石の俺も羞恥を感じて目を逸らす。
臨也の視線が痛く感じた。
そして、次に信じられない場所に違和感を感じることとなった。

「いざ、や…?」

そう臨也に問うてみるも、臨也は無言。
少し苛立ちを感じて眉間に皺を寄せると、またも信じられない不快感が俺を襲った。
臨也の指が、俺の尻の…!?

「う、ぁ、なにして…」
「シズちゃんって本当、性には疎いよねー」

指が蠢く感触に背筋が凍る。
臨也の指は俺の孔の縁をなぞってから、つぷりと挿入された。
ただでさえ切羽詰まっている状況なのにこんなことをされては、俺の頭は壊れてしまいそうだ。
それからも臨也の指は手加減というものを知らないようで、一本ずつタイミングを見計らってなのかどうかは知らないが、挿れられていく。
最終的に三本になった指は、俺の内側をじわりじわりと浸食していった。
何とも言えない不快感に、じっと目を瞑って耐えた。
臨也に拘束されて拠り所ない両手をぎゅっと握りしめて、散々切れたはずの唇を噛み締めて。

「ん、ん、あ…ひっ!?」
「あ、みーっけ」

ずっと耐えていたのに、突然のよくわからない背筋が仰け反るような感覚に、全てをもっていかれた。
何が起こったのか理解できなくて視線を彷徨わせていると、また臨也がその場所を突いた。

「や、い、いざっ、あぁ!やだっ、も、やだぁ!」
「嫌じゃないでしょ?」
「ふあぁ、へん、なりそっ、ぁ、や!」

自分でも何を言ってるかわからなくて、この暴力的な感覚に全てを委ねていた。
そして不意に指が抜かれたと同時に、腕も解放された。
その瞬間、俺は壁に凭れて、息を整えながら脱力した。
目元も口許も涙や涎だらけで、顔がぐちゃぐちゃになっているだろうなとぼんやり思った。

「シズちゃん、寝ちゃ駄目だよ」
「ふ、ぇ?」

次の瞬間、俺は床に寝かされ、俺のスカートは臨也によって大きく捲られた。
膝上ぐらいだったスカート丈のスカートが捲れて、当然俺の視点からだと、俺の恥部は嫌でも見えるわけであって。
それに脳が覚醒して足を大きく振り上げた。

「おっと」

反抗しようとしたその足も臨也に掴まれてしまって、そのまま大きく足を開かされた。
……何してんだコイツ!?
閉じようとしても臨也の身体が既に足の間にあって、俺のなす術もなく。
俺は目を閉じて羞恥に耐えた。




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