ある日の出来事


最近、玲兎はよく昼過ぎまで寝ている。
仕事が終わるのがいつも明け方の3〜4時なのだ。
ずっと11時に帰ってきていたから(オレのため、みたい)お客さんが怒って店長にいったらしい
あれ?怒って、だっけ?


だから帰って来る時にはオレは寝ていて、起きたら玲兎がいて、朝飯の用意は"れいぞーこ"に入っている

きっと帰って来て、眠いのに作ってくれたんだ。だからオレは文句も言わない。「さみしい」なんて言ってやるもんか。
玲兎が大変なのは、わかってるから





「う゛ー…」

あ、玲兎が唸ってる
そろそろ起きるな


「そらぁー………今何時…?」

ベッドの中から聞こえる声
声が少しかすれてる
そして低い


「2時」
「…あ゛ー………悪ぃ…寝すぎた」
「いいよべつに。 それより玲兎今日仕事は?」
「んー……?…休みぃ……だったかな……」
「なにそれ。どっち」
「……携帯、カレンダー…みろ」

机の上に無造作に置かれた携帯を開いてカレンダーを表示する

「なにも表示されてないよ」
「んじゃ……ない…」

昨日の部分には何かマークが表示されている。これが仕事があるマークなんだろう

「じゃあまだ寝てなよ。辛いだろ?」
「いや………逆に寝すぎて辛いつーか」


玲兎が言うには、オレがくるまでの間ずっと睡眠時間は大体3〜4時間ぐらいだったらしい
その頃はほとんど仕事が毎日入っていたようだ。

「玲兎、じゃあ一緒に寝ようよ」
「あ?お前聞いてなかったのか?俺は寝すぎて「いーから!」……」

布団をガバッと捲って中に入り込む
あ、暖かい……

「……急になんなんだよ…」
「へへーさっきTVで、好き同士がベッドん中入ってるのやってたんだ♪」
「……!?」
「確かー服を脱いでて」
「………ι」
「首とかにちゅーしてた!」
「お前はどんなTVみてんだ!」

今まで寝転んでいた玲兎がケッソウ変えて起き上がりオレを見てきた

「え?ドラマー」
「………昼ドラか…?ι」
「なにそれ? なぁオレらもしよう!(よくわかんないけど)」
「馬鹿か、するわけねーだろι」
「なんでさーオレのコト好きなんだろー?」
「………ι」

?なんで額に手ぇ当ててんの?

玲兎は溜め息一つ吐くとまた寝転んだ
ボフッとベッドが弾む



「…お前がもうちょっとおっきくなったらな」
「えーなにそれ!オレもうおっきいよ!」
「うるせー」

反論していたら急に抱き締められて、玲兎胸に飛び込んだ
暖かい玲兎の胸。心地良い鼓動。 不意に眠気が襲い、マブタを閉じた





「……こんなんで寝てちゃまだガキなんだよ」





fin―



2008.8/26






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