※雷門中サッカー部が剣城中心にわちゃわちゃしてるだけです。若干、天京と円京かも。


smiling!


いつもの部活のいつもの部室。


「……俺、剣城の笑った顔見たことない。」

「……は? 突然なんだよ。」

「そういえば見たことないな。」

「キャプテンだって見たことないって。ねぇ剣城、笑って!」

「んなこと言われて笑えるかよ!」

「ええー! だって剣城いつも、笑うっていってもにっこりじゃないっていうか悪人面で笑うって感じだから…。」

「余計なお世話だ!」

「でも、お兄さんなんか優しそうな顔してるし。」

「お前がお兄さんとか呼ぶな。」

「剣城にお兄さんがいるのか?」

「なっ……」

「そうなんですよー。剣城と顔は似てるのに表情が全然違くって……」

「っ松風! お前もう黙れっ!」

「っていうか、そんなくだらないこと話してんなよ。」

「倉間先輩、でも剣城の満面の笑み見たくないですか?」

「ちゅーか、無理矢理の口の端をこうやって上げれば……ほら! にっこりしてるみたいじゃん?」

「あっ、そういえばそうですね……剣城!」

「っおいやめろ! 近づくな顔触るな!」

「ほら、こうやって。笑って笑って!」

「……!」

「ああ! 神童がショックで泣きながら倒れたぞ!」

「剣城……い、いい顔してるじゃん…」

「浜野…笑いこらえきれてないから。」

「そんな倉間も。だってこんなに笑顔が似合わないとか……」

「っ、ふざけんな!」

「ああ! 剣城どこ行くの? ごめんね、ほっぺ引っ張って…」

「っ……!」

「おい、剣城。ドアにそんな勢い良く突っ込むな。危うくぶつかるところだったぞー。」

「あ、監督! いいところに。」

「どうした?」

「監督は剣城が笑ったところ見たことありますか?」

「んー、見たことないけど。剣城はこのままでも可愛いんじゃないか?」

「っ……! ばか!」

「あ、剣城! …って行っちゃった……俺、なんか悪いこと言ったか?」

「やっぱり監督にはかないません。」


雷門中サッカー部は今日も平和です。



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みんなでほのぼのが書きたかったんですが書ききれませんでした。ごめんね出なかった子たち……。会話文ばっかにして読みにくかったらすいません!


11.08.21


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