そして話しは冒頭へと戻る
脚に力を込め地面を蹴り上げる
そして神機を重力に従い突き刺すとコンゴウの尻尾が砕け、怯む
『コウタッ…!』
「おう、任せとけ!」
振り返ればゴウカ・モルターを充填したコウタが居たので横へ飛べば放たれた球がコンゴウの腕に直撃し、砕ける
『あと少し…!』
コンゴウはかなりの弱っているのか攻撃しようとするもへばってしまっている
「レオいくぜ!」
『ああ!』
コウタは背面、僕は正面に構え同時に攻撃を繰り出す
攻撃はコンゴウにもろにヒットし、背中の仮面の様なものが砕け、響く断末魔
ドサリとコンゴウの身体が沈み、黒い煙りが出はじめる
神機形態を変えて捕食すればコアはレア物
『…レア物ですね、コウタ』
「よっしゃあ!さっすが俺達だな!!」
無邪気に笑うコウタはとても嬉しそうだった
「俺達って、最高のパートナーだよな!」
『そうかもしれませんね』
僕も微笑めば、どこか不機嫌そうに頬を膨らませるコウタ
「ってかさぁ……なんで敬語なんだよ…俺達そんな歳変わらないし、タメ口でいいじゃんかよ」
『すいません……何か癖で』
「ほらまた敬語!敬語禁止!!」
子供っぽく膨れっ面なコウタに呆れ笑顔が浮かぶ
『分かりまし…分かったよ、コウタ。これでいいです…いい?』
「んー……正直まだまだだけど、今回は許そうではないか!」
『じゃあ、帰ろうか』
「おう!」
なんだか、暖かい
こんなに暖かい気持ちになったのは
アノ日以来初めてだ
……ちょっと馬鹿だけど、コウタっていい人なんだろう
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