それは好きという事の証



「あっ!」


隣でクリスが声を漏らすとどこからか聞きそびれてしまうような小さな音が聞こえた
レッドがそちらを見てみると、地面に小さく何かが光っている
それはいつもクリスがつけているイヤリングだとすぐにわかった
見ると確かにクリスの左耳に付いているはずのものがない
きっと何かの拍子に外れてしまったのだろう

レッドはイヤリングを拾い上げる


「クリスっていつもこのイヤリングつけてるよな」

「はい、ママからもらったもので」

「今も使ってる所がクリスらしいよ、本当に優しいんだなクリスは」

「そっそんな事ないですよ///」


照れたように笑うクリスの頬にレッドが手を添える
突然な事に心臓が高鳴る
顔を上げようとすれば「少し動かないで」と言われキュッと瞳を閉じ、体に力を入れる

レッドの顔がすぐ近くにある
それにしたがってクリスの心拍数も上がっていった
指が触れているところがどんどん熱くなる


まるで、まるで……


カチリという音が耳元でした
ゆっくり瞳を閉じればさっきより少し離れたところでレッドがニコリと笑っている
耳に触れれば冷たかったイヤリングが彼の温もりでほんのり暖かい
彼に触ってもらえたと思うと、このイヤリングはもっと大切なものになった気がする
決めつけはレッドの一言


「うん、やっぱりクリスほど星が一番似合う子っていないよな」


太陽のように笑うレッド
きっと彼はとくに深い意味を込めずに言った言葉だろう
だが、彼の言葉、仕草一つ一つがクリスの心を掻き乱す


「(一人こんなに熱くなるなんて、恥ずかしい)」


レッドの顔を直視できない


「(こんな風に思ってるってバレたらどうするの、私)」


心臓が未だに激しく鳴っている


「(まだバレちゃいけないんだから)」


触れていたところは余韻を残すかのようにまだ熱い


「(でも、貴方がいけないんです)」


さっき頬に手を添えられて、顔を近づけてきたとき
息がかかるかもしれないくらい近かった


まるで、まるで……


「(キス、されるかと思った///)」


まだまだ、段階が早いのよ、私の馬鹿…///






赤←水晶が好きすぎてつらい
赤さんは天然フェミニスト
全部が無意識、だからやっかい

水晶さんが乙女すぎた、でも可愛い←
意見くれればそのcp書きます
今は赤水晶のターン


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