「伊月さんっ」
「なに?」

「セックスしたいっス!」
「やだ」

「じゃあ、エッチ!」
「やだ」

「にゃんにゃんしたいっス!」
「…やだ」

「なら、俺と夜を越えましょう」
「やだ」

「裸で愛し合いましょう、先輩」
「やだ」

「んもう!俺と!夜の営みを!」
「やだ」

「……俺、あんたを抱きたいっス、」
「やだ」

「ズッコンバッコン!」
「やーだっ」

「……あなたと…合体したいっス…」
「だから!嫌だって言ってるだろ!」

「えぇーそんなー!」
「…しつこい奴、俺嫌いだから」

「ちょ、ちょっと、伊月さーん!」
「…………ふんっ」

「拗ねないでほしいっス…襲いたい…」
「黄瀬なんて、もう知らないっ」

「ヒドっ!なんでそんな冷たいんスかー!」
「………」

「ねぇー、伊月さーん」
「………」

「………」
「……………」

「………俊、」
「な、なんだよ…」

「好きだよ」
「……しってる」

「ちゃんと気持ち良くさせるっス」
「そうゆう、問題じゃ…」

「コーヒーゼリー沢山買ってくるし」
「……」

「明日はずっと一緒にいるっスから」
「………」

「……ね?だめっスか?」
「……」

「…しゅん?」
「俺の身体、そんなに安くないから!」

「ちょっ!そんなんじゃないっスよー!」
「りょーたなんて、大っ嫌い」

「うわああああ!拗ねないで!名前で呼ばないで!冗談なしで襲いたくなったじゃないっスかー!」
「お前っ!冗談で俺を抱いてたのかよ!」

「違うっスよっ!いつも本気で好きだから抱いてるんスよ!」
「………ふふっ、」

「………え?」
「うん、しってる」

「ああもうちょっと伊月さんっ!マジな顔してからかわないで欲しいっス!みて!俺めっちゃ涙目っスよ!」
「はいはい、その流れでキスするんだろ」


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きっと後輩をからかうの好きですよね




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