しゅうしん


季節は流れ、時は巡り、君はどこか遠くに行き、僕は長い眠りから覚め、恋も別れも夢も見て、明日に希望は抱かなくとも、絶望は訪れ、立たなくなった台所を見つめては、期限切れのプリンを食べ、ふと、過去を見つめて、溜め息。

その移ろいに追い付けない僕は、独りで家賃を払い、君の匂いを探しては日が暮れ、また時が経ち、はぐれ雲を追いかけ、永遠に居たいけど、願いは届くわけもなく、僕だけを残し、影を伸ばし、真実は消失、偽りの真実に鍵をかけ、現つを抜かし、心を裏切り、今日もまた僕は、眠りつくよ。





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