持論的自宅警備員



こんな時代だから、誰かの所為にして一生家に引きこもっていよう。最近の若者は成ってない。大人は汚い生き物だ。散々だ。もう聞き飽きた。こんなのに付き合いきれないだろう。呆れちゃったんでしょ。もう俺に構わないでくれ。あんたなんか見たくないんだよ、永遠に。

でも、本当は一人じゃ辛くて、淋しくて、目に見えない恐怖に怯えてる毎日なわけで。どうせ、誰も分からないんだ。分かりたくてもわかりあえない。

侘しいね。

でも仕様がないんだよ、こればっかしは。

完全に閉めきった。暗くて、狭くて、変にものが積みあがっていて、下手に威圧的で、湿っぽくてずっとここにいたら冗談抜きに腐りそうだけど、小さな錠剤なんかじゃ守りきれないものばかりある世の中なんだから自分の身は自分で守らなきゃいけないの、分かる?





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テーマ「推しとの恋」
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