綴る
自分への想いとやらを綴ってみようと試みる。
助けてと笑顔で差し伸べられた手を取るようなお人好し。それは上辺だけの優しさ。分かっていてもやめられない意志の弱さ。それは人間である以上の醜さでもあろうか。けれども、それは違うと否定できる強さ。それは真実を知る知能。現実を目の当たりにした恐怖。それに立ち向かおうとした勇気。
嗚呼、と嘆けど昨日は来ない。己は未練がましく過去にしがみつく、害虫だ。よくも、まあ、自分は綴ったものよ。もうなにも、結構。
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