無題



俺は俗に言う遊び人
いろんな女と遊んできた


そんな俺が生まれて初めて心惹かれたのが

『…嘘だろ』
ありえない
初恋だぞ!?

『あいつって男…だよ、な…』

そう
同僚の男

20代後半にして
やっとの初恋なのに

『男…』
俺って可笑しいのか…!?

『でも…』
あいつが他のやつと話してるとイラつく
だから最近はイラつきがハンパない。

どうせ叶わないんだから
目茶苦茶にしてやろうかと
考えてしまっている俺。

“嫌わても構わない”
そんな事が脳裏をよぎる


『なぁ拓司、夜空いてる?』
拓司
それが俺の初恋の相手の名前
カッコイイ顔してんのに
すごく人懐っこくて
可愛くてしかたがない奴
ついでに言うと
視力が0.1以下らしくて
メガネだ
コンタクトは怖いらしい


『あっ、空いてるけど…?』

『?
とにかく俺に付き合ってくれ』
まぁとりあえず
こいつと普通に関われるのはこれで最後だな…

『わかったよー』



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

夜になり
拓司を助手席にのせ
車を自宅に走らせる

『何処行くの?』

『…俺ん家』

『ふーん。』
沈黙が続く


そして自宅に着いた

『どうぞ…』
拓司を先に家に入れる

ガチャン

『…は?』
驚く拓司

俺は鍵を閉めたんだ


そのまま拓司を
寝室に連れていき
押し倒す

『ごめん。
俺、
どうにかなっちまいそうなんだ…
もう…
お前に嫌われてもいいから
ごめんっ』

拓司の眼鏡をそっと外して
近くのテーブルにおく

『えっ!?ちょっおまっ…な、
何してっ…んぐっ』

ごくん

『…今
俺に何飲ませた…?』

俺は
拓司に飲ませた

『媚薬。
拓司、今夜だけ俺のになって』

『なっ…ちょっ、とっ…あっ』
抵抗する拓司の
ネクタイを解き
ワイシャツを無理矢理脱がし
床に捨てる

『そろそろ効いてくるよな』

『ちょっ、と…まぁっ…ってぇ』

必死に抵抗しようとしてるが
視界が悪いのと
薬が効いてきたみたいで
身体が思い通りに動いてないみたい

拓司の身体にキスを落とす
そして上半身を舐めたりして
遊んでみる俺

『ぁ…やめっ…ん…』

そして
拓司のズボンのベルトをカチャカチャといじり
ズボンをパンツごと足首辺りまで下ろす


『…ふーん
拓司、嫌がってる割には
身体は正直に興奮してるみたいだね』

真っ赤な拓司
俺は拓司のを握る
『ふぁっ…』


『…かわいい…』

俺は暫くの間
拓司で遊んでいた


『んぁっ…おまっ
いつまで、やぁっ…てる…』

『まだ入れてないのにイっちゃいそう?』

『んっ…ああっ
っつ、冷た、い』

俺は拓司のソコにローションを垂らす

指を入れて
だんだん本数を増やしてく

『ぁっぁあっ…あんっ』

指が3本入ったところで
指をばらつかせる

『ひゃんっ
あ…んっんんぁ』


『…ここ…』

『あんっ…やっやめっ…
やぁっ、だっぁ』

拓司の感じるところをみつけて攻め続ける




『入れるよ…』

俺も服を脱いで
興奮しているモノを拓司の
中に入れた

『んっ
いた、い』


いざ入れると
もともと余裕がなかったのに
更に余裕がなくなる

自分で精一杯


『ああっああっ』
『んっ』



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

翌朝

俺は
拓司に合わす顔がなく
これからどうしようか考えていた


すると
『なぁ』
拓司から話し掛けてきた

『…ご、ごめん。俺…』

『俺の話、聞いて?』

『…ん』

俺と向かい合う形になる

『俺の気持ち、
俺、男に恋するなんてありえないと思って
ずっと気持ち抑えてきたんだ』

『…は?』
言葉がでない


『俺さ
同僚に恋してたんだ
そいつさ、すっごいかっこよくて
でも遊び人でまともな恋なんてしなさそうな奴だし
まず相手にされないって思って1年くらいかな?』

『そんなに…』

好きな奴いたのか…
悪いことしたな

『そしたらさ、昨日ね
そいつに…ね?』


『…え…』

それって…

『昨日は俺の気持ちも聞いて欲しかったな…』


『拓…司、俺…』


『泣くなよ、』

俺、泣いてんのか


『泣くなって、』

『拓sッ…んっ』

拓司からのキス





今までの
どんなキスより
甘くて
幸せな


キスだった






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