好きすきスキ



僕の事どれくらい好き?ねぇねぇ。どのくらい?じゃあ数字で言ってみて。………。あーあ。いい。やっぱいい。僕、数字嫌いだったんだ。青春時代は数学の授業潰すの必死だったわ。数学の教師のこと死ねって思ってたし。…。ああうん。なんか愛されてるって感じたいんだ。女々しいかな。心配になったと言うか気になったんだよ。おっ。抱き締めてくれるなんて嬉しいな。え。セックスしようって?ごめん僕プラトニックなんだ。正直いまも。いやいい。このままでいい。いいから。あっ。じゃあさ、どれくらい好きかじゃなくてどれだけ好きか教えて欲しいな。物と比較しないでいいからさ好きって言ってよ。回数は僕の事が好きなだけ言って。………。三回分の好きなんだ。へぇ。そんなもんなんだ。死ぬまで好きって言ってくれると思ったのに。そんな顔しないでよ。ああじゃあお互いに言い合おうよ。僕の愛も伝わるでしょ。好き。…。好き。…。好き。好き好き好きすきすきスキ……


(安っぽいだって?)
(言葉に価値があるわけないでしょ)




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -