過呼吸



いくつになっても感受性は不安定で、でもそんなこと人に言えるわけなんてなくて、自分の中に募っていくストレスの行き場なんてなくて、子どもの手本とならなくちゃいけない大人は、人前で泣くことを許されていないから、大きな不安と孤独がちっぽけな自分に押し寄せてきて、肺が押しつぶされるようで、まともに呼吸ができやしない。

息も出来ないほど苦しいとは、こういう事なんだろうか。




「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -