パラダイス・ブルー



シャワーの水圧に何故か負けた皮膚にはたくさんの内出血の跡が浮かんできて肉眼では見えないくらいの細胞が数えられない程死んじゃった。いや、美容室のシャワーより凄い圧だったんだよ、そのシャワー。彼女にそれをいっても信じて貰えなかったよ。流石に悄気るよね。でもまあ、最初は自分でも信じれなかったからね。だって水圧で内出血だよ。心臓に長時間当ててたら確実に死ぬよね。そんなシャワーがあることとそれで内出血になった事、それを誰かに言おうと思って彼女に話したんだけど。


「つか彼女いたんだ」


うん。顔が好みだったからね。あ、彼女に今のことを言ったらなんて言われるんだろう。どんな顔されるんだろう。どうゆう態度されるんだろう。きっと振られちゃうのかな。むしろ自分の顔に自身持って化粧とか薄くなるのかな。ああ、そうなると可愛いな。


「後半を言えばいいんじゃない」


化粧ナチュラルにしてって。いやむしろ素っぴんにしたらいいんじゃないかなって。言ったらきっと顔真っ赤にするだろうな。下手したら殴られるかもしれない。どうしよう。考えただけで口角があがるよ。殴られるの覚悟で言ってみようかな。その一部始終ビデオで撮影頼んだから。


「彼女に振られて水圧の強いシャワーを長時間心臓に当てて死ね」




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