がらくた
虚無感であることが幸せだと言うのなら、闇夜の海に呑まれてしまえば幸せになれるでしょう
感じないことが幸せなら、愛も涙も温もりも意味をなくし、行き場がない両手で、ただ自分自身を抱きしめるのも悪くはないのではないだろうか
ならば明日を望むなら、さっさと今日という日がなくなってしまえばいいのだろうか
まさか
問いを繰り返すだけの無意味な心臓は不気味なまでに規則的に音を奏でた
さんざめいた、九月の、危篤
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