どういう訳なのか思いついてしまった、萩原一至先生の未完成の大作「BASTARD！！」とガストのゲーム「Artonelico」シリーズのクロス物です。
　カル×シェラに飢えるあまりに妄想に耽けているうちに「シェラが（吟遊詩人＝詩姫つながりで）レーヴァテイルだったらいいんじゃね？」という電波が降りてきてしまった。
　しかもアルトネリコパロらしく、もうひとりオリジナルヒロインも作ってしまい、カル×オリキャラの妄想まで飛び出した始末。
　
　
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300年前の大破壊の際、別の時空から様々なものが飛来した。
中にも、「大地の心臓」と呼ばれた別世界の創造物と別世界の音科学者と名乗った男は十賢者の興味を引いた･･･
そして、300年ほど時が進む。

箱船の墜落から4年後、月の封印を解けるために奔走するカルがいた。
月の封印を解くために、十賢者の手によって創造されたすべての種族の誓約が必要だが、「レーヴァテイル」と呼ばれた種族だけは、十賢者のデータベースには名前あるものの所在いっさい明らかにされていない。
なんとか掴んだ手がかりすら誰も読めない魔法文字という。

そんなある日、カルの身の回りの世話をしていた魔戦将軍・シェラはある日、カルの部屋で解読途中の石碑の写しをなにげなく拾い上げると：
「exec hymmmos _DOND=RYUSY･･･ヒュムノス「旅の扉」を実行せよ！？」
なんと、読めてしまった。
「読めるのか！？」
驚くカル、聞けばなんと、この文字はシェラの一族の神聖文字だそうだ、まさしく灯台の下の闇だった。
カルはさっそくシェラをエルフの国の境内の石碑のところへ連れて行ってみることにした。
そこでシェラが石碑の文字を朗々と読み上げると、石碑は光り出す！いつの間にか、シェラとカルだけが、隠し部屋へ転移された。部屋の中央の台に、ある水晶をまつられていた。
シェラが、水晶を手に取ると、精霊のようなものが浮かびあがる。
「ミホ」と名乗るその精霊は、シェラを「δ混血種の末裔」と呼び、手取り足取り、シェラに水晶ーーヒュムノスクリスタルの使い方を教える。
隠し部屋で手に入れたヒュムノスクリスタルは、レーヴァテイル一族が住むという月の裏に浮かんでいるある「塔の星」への道しるべだった。
そしてそのヒュムノスを実行できるのも、δ混血種の末裔であるシェラただ一人。
シェラやカルの目的を聞いたミホはガイド役として、シェラの「心」に宿した。　
ミホの案内で、カルにネイ、魔戦将軍のイングヴェイら数名、そしてシェラはシェラの詩で開いた道に乗って、レーヴァテイルたちの世界へ飛ぶ！

しかしたどり着いた世界がひどく荒廃していた。探索している衆人は、崖にしがみついた形で立ち往生した少女・サンチャを助ける。
サンチャはレーヴァテイルの軍人で、悪魔討伐隊に参加して、本隊とはぐれたという。
サンチャによると、塔の再生プロジェクトに失敗して、レーヴァテイルたちの指導者「再生の御子」マーヤは失敗した術の反動で倒れて、ずっと眠ったままだそうだ。御子が倒れた以来と

いうもの、各地で悪魔が暴れていた。
御子倒れてから暫定的な指導者であるアトリ将軍に会うために、一行はサンチャの案内で首都「クルト＝ヒュムナ」へ赴くのだった。

原作キャラ

カル=ス
魔道士/預言者
ご存知、氷の至高王。
月の封印を解くため、レーヴァテイル族の行方を探し求める。
過去のトラウマのため女性が苦手というが･･･
自分も気づかないうちにシェラに惹かれている。

シェラ・イー・リー
吟遊詩人/レーヴァテイル
魔戦将軍。実はレーヴァテイルの血を引く「δ混血種」の末裔。
彼女自身も知らないこの血筋の力より、カルら一行を月の裏に浮かぶ「塔の星」アウター＝シエルへ導く。
持ち詩
Exec_Dond=ryusee/.
旅の扉。地上からアウター＝シエルへの道を開くヒュムノスエクストラクト。

オリキャラ

マーヤ・ディアズィ・クルト＝ヒュムナ
御子/レーヴァテイル
アウター＝シエルの象徴である第16代御子。塔の再生のために生け贄となる使命を背負うが、悪魔の介入によって再生の儀式が失敗して以来、ずっと原因不明の昏睡状態にある。

アトリ・シカタ
将軍/レーヴァテイル
アウター＝シエルの実質的な指導者で御子マーヤを守護する月守騎士団の団長であり、マーヤの忠臣。
レーヴァテイルには珍しいことに、近戦に長けている。

サンチャ
レーヴァテイル
本隊とはぐれたところでカル一行に助けられた。
以降、一行の案内役に

アーシャ
サンチャの幼なじみ。
エルフの血を引く「エルファテイル」で、発明家。

弥穂
地上とアウター・シエルをつなぐアルトヒュムネ遺跡の番人の精霊。
シェラが遺跡の封印を解く以来、シェラの心に宿って指導役に。

美星
アウター・シエルを支える大地の心臓に宿る人格。