あとがき ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。この話を書きはじめたのが確かサイト公開前の2007年11月頃なので、約11年越しの完結となりました。こんなに時間がかかるなんて一体誰が予想したでしょう……自分の実力に余る壮大なプロットを考えないで欲しかった、当時の私。 この話は、基本的に11年前に立てたプロットのままで進んでいます。ゼロが○○だとかアリスが○○○だとかタルミナが○○だとか、全部当時の私が考えました。ルミナの話だけは若干後付けしましたが。昔から突拍子もない設定を考えるのが大好きだったようです。「タルミナが○○説」を自分が書く前に誰かに先を越されたらどうしようかと思った時もありましたが、さすがに奇想天外すぎる設定なのでそうなることはなかったですね……笑 ムジュラの仮面というゲームに対して、このようなオリキャラ介入原作沿いストーリーを考えた動機は単純明快でして、「かっこいいリンクのそばにいて『かっこいい』って本人に伝えたい」「時の勇者は幸せになるべきだし、タルミナの冒険を経てもう幸せになってるってことをちゃんと書きたい」というだけでした。そうして組み上げた骨格に後からプレイしたトワプリの話が合流してきたり、ハイラルヒストリアの件でいろいろ考えることがあったりと……本当に紆余曲折ありましたが、こうして完結できたのはひとえに読者の皆様のおかげです。こんな訳の分からない話についてきてくれてありがとうございました。そして五章以降ろくに前の話を読み返さずに続きを書くようになったせいで、微妙に全体がつながっていない上たくさんの伏線を放置することになってしまって申し訳ありませんでした。でないと一生完結できないと思ったんです……。 ここまででも十分長いですが、もう少し長いあとがきがこちらにあります。お時間のある方はどうぞ。 こうして長いことムジュラの仮面と付き合い続けたおかげで、クロックタウンは目をつむってでも(脳内で)歩けるし、タルミナは自分のホームだと思えるようになりました。書きはじめる前よりもずっとこのゲームが好きになったと思います。二次創作をやっていて良かったと思える瞬間の一つです。 最後に、いつも私を楽しませてくれたリンクたちと、素晴らしき原作ゲームに最大級の感謝を捧げたいです。改めて、ありがとうございました。 2019年1月4日 あすなろT ←*| (132/132) ←戻る |