※日々也ネタバレあり※



「デリ雄ー、新聞取ってきてくれ」
「はいはーい、と」

ガチャリ

「やあ、君は……静雄さんの僕のデリ雄君かい?」
「…………」

バタン!

「おー、サンキュ……あ? 新聞は?」
「ななななんか外に馬に乗った臨也が臨也が臨也が」
「……お前いかれたのか? あ、故障か?」
「オレは機械じゃねーって! とにかく見りゃ分かるって!」
「馬鹿なこと言ってないで早く新聞取ってこい。もし臨也がいたなら捻り潰してこい」
「オレにはお前みたいな怪力ないっつーの……」

キィ…………

「…………あれ? いない……?」
「やあ、何故いきなりドアを閉めてしまったんだい?」
「ぎゃっ!」
「不躾だなあ、そんな声を出すなんて」
「お、お前臨也じゃねーな! てか馬、馬はどこやったんだよ!」
「馬は仕舞ったよ。君も僕と同じ存在なら分かるだろう?」
「お、お前もあれか。オレやサイケ兄や津軽と一緒のやつか」
「そうそうそれだ。とにかく僕は静雄さんに会いにきたんだ。通してくれるかい?」
「静雄ー! やっぱり変なやつだったー!」
「おいおい失礼だな君は。王子たる僕を敬う気はないのかい?」
「静雄! は、早く来てくれ! こいつ臨也よりヤベェ!」

「なんだようっせぇな……近所迷惑だろ」
「変なんが来たんだ! オレとかサイケ兄とかと同じのが!」
「……誰もいねぇじゃねぇか」
「え!? ……あれ!?」
「疲れてんだろ。早く部屋戻れ」
「な……なんだったんだ!?」


サイケやデリ雄は臨也や静雄のペル○ナ的なイメージです。
日々也は自分の本体が好きな相手を見にきた。




 


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