17.-2


───そうか。よかろう。情報源は───



───打ち合わせ通りの出所から。───



───我が君。───





どこからか声が上がった。
長テーブルを囲む人々が、声の主へ顔を向ける。
そこにいたのは先程スネイプと一緒にいた、ヤックスリーという人物だった。





───我が君、私の得た情報は違っております。───





そこまで言ってヤックスリーは言葉を切った。
ヴォルデモートの顔色を窺うように見詰めている。
けれどヴォルデモートは何も反応を示さなかった。
ヤックスリーは沈黙に耐え兼ねたのか、再び口を開いた。





───闇祓いのドーリッシュが漏らしたところでは、ポッターは十七歳になる前の晩、すなわち三十日の夜中までは動かないとの事です。───



───我輩の情報源によれば、偽の手掛かりを残す計画があるとの事だ。きっとそれだろう。ドーリッシュは『錯乱の呪文』をかけられたに違いない。これが初めての事では無い。あやつは、かかりやすい事が分かっている。───
スネイプの声だ。



───畏れながら、我が君、私が請け合います。ドーリッシュは確信があるようでした。───



───『錯乱の呪文』にかかっていれば、確信があるのは当然だ。ヤックスリー、我輩が君に請け合おう。闇祓い局は、最早ハリー・ポッターの保護には何の役割も果たしておらん。騎士団は、我々が魔法省に潜入していると考えている。───



───騎士団も、一つぐらいは当たっているじゃないか、え?───





ヤックスリーの近くに座っていた男が、笑いながらそう言った。
その笑い声に誘われるように、長テーブルを囲む人々も笑った。





───我が君。ドーリッシュは、例の小僧の移動に、闇祓い局から相当な人数が差し向けられるだろうと考えておりますし───





と、ヤックスリーが口を噤んだ。
その先を遮るように、ヴォルデモートが手を挙げていた。
沈黙の中、ヴォルデモートはスネイプに顔を向ける。





───あの小僧を、今度はどこに隠すのだ?───



───騎士団の誰かの家です。情報によれば、その家には、騎士団と魔法省の両方が、出来うる限りの防衛策を施したとの事。一旦そこに入れば、最早ポッターを奪う可能性はまず無いと思われます。勿論、我が君、魔法省が土曜日を待たずして陥落すれば話は別です。さすれば我々は、施された魔法のかなりの部分を見つけ出して破り、残りの防衛策を突破する機会も十分にあるでしょう。───



───さて、ヤックスリー?果たして、魔法省は土曜日を待たずして陥落しているか?───



───我が君、その事ですが、良い報せがあります。私は───大分苦労しましたし、並大抵の努力ではなかったのですが───パイアス・シックネスに『服従の呪文』をかける事に成功しました。───




長テーブルを囲む人々の所々から感嘆の声が上がった。
ヤックスリーの隣に座っていた者は、その背中を叩いて褒めている。





───手緩い。シックネスは一人に過ぎぬ。俺様が行動に移る前に、我が手勢でスクリムジョールを包囲するのだ。大臣の暗殺に一度失敗すれば、俺様は大幅な後退を余儀なくされよう。───





スクリムジョール───その名前には聞き覚えがあった。
確か夏休みにコテージで過ごしていた時、クィレルの口から出た名前だ。
コーネリウス・ファッジが辞任して、ルーファス・スクリムジョールが新魔法大臣となった───そんな話だったはずだ。





───御意───我が君、仰せの通りです───しかし、我が君、魔法執行部の部長として、シックネスは魔法大臣ばかりでなく、他の部長全員とも定期的に接触しています。このような政府高官を我らが支配の下に置いたからには、他の者達を服従せしめるのは容易い事だと思われます。そうなれば、連中が束になってスクリムジョールを引き倒すでしょう。───



───我らが友シックネスが、他の奴らを屈服させる前に見破られてしまわなければ、だが───いずれにせよ、土曜日までに魔法省が我が手に落ちるとは考えにくい。小僧が目的地に着いてからでは手出しが出来ないとなれば、移動中に始末せねばなるまい。───



───我が君、その点につきましては我々が有利です。魔法運輸部に何人か手勢を送り込んでおります。ポッターが『姿現し』したり、『煙突飛行ネットワーク』を使ったりすれば、直ぐ様分かりましょう。───



───ポッターはそのどちらも使いませんな。───





切り捨てるようにそう言ったのはスネイプだ。





───騎士団は、魔法省の管理・規制下にある輸送手段を全て避けています。魔法省絡みのものは、一切信用しておりません。───



───却って好都合だ。奴は大っぴらに移動せねばならん。ずっと容易いわ。───





言って、ヴォルデモートは顔を上げた。
自分の姿が見えているのではないかと、名前は身を固くさせる。
まさか、そんな訳はない。
これは未来を見ているのであって現実に起きている事ではないのだから。
ヴォルデモートは宙に浮いた人物を見上げているだけだ。





───あの小僧は俺様が直々に始末する。ハリー・ポッターに関しては、これまであまりにも失態が多かった。俺様自身の手抜かりもある。ポッターが生きているのは、彼奴の勝利というより俺様の思わぬ誤算によるものだ。───





長テーブルを囲む面々も名前と同じように身を強張らせていた。
しかしその理由は違う。ハリー殺害失敗の責任を背負わせられると考えているからだ。
けれどヴォルデモートはその面々の誰にも目を向けていなかった。
ただただ宙に浮かぶ人物を見上げていた。





───俺様は侮っていた。その結果、綿密な計画には起こり得ぬ事だが、幸運と偶然というつまらぬやつに阻まれてしまったのだ。しかし、今は違う。以前には理解していなかった事が、今は分かる。ポッターの息の根を止めるのは、俺様でなければならぬ。そうしてやる。───





突然、呻き声が部屋を揺らした。
その声はこの部屋ではなく、部屋の下方から立ち上るように聞こえてくる。
長テーブルを囲む面々は更に身を強張らせたが、ヴォルデモートは意に介さない。





───ワームテールよ。囚人を大人しくさせておけと言わなかったか?───



───はい、わ───我が君。───





消え入りそうな声が聞こえたが姿が確認出来ない。
一瞬後、長テーブルの真ん中辺りで椅子が動いた。
ワームテールらしき小さな人影が足早に部屋を駆けていき、薄暗い部屋の中でドアが開閉する音が響く。





───話の続きだが───俺様は、以前より良く分かっている。例えば、ポッターを亡き者にするには、お前達の誰かから、杖を借りる必要がある。進んで差し出す者は?───





誰もが言葉を詰まらせ、一瞬表情を強張らせた。
ヴォルデモートの赤い瞳が素早く面々の顔を捉え、誰の動揺も見逃さなかった事だろう。
そして誰も答えない内に、そうなる事が分かっていたかのように、ヴォルデモートが薄い唇を開く。





───さてと……ルシウス、お前はもう杖を持っている必要が無かろう。───





長テーブルを囲む面々の内一人が身動ぎをして顔を上げた。
暖炉の揺らめく灯りによって微かに浮かび上がった顔は、暖かな灯りの色に照らされているのにも関わらず、血の気が感じられず目元には濃い隈が出来ていた。
乾燥した唇が弱々しく開かれる。





───我が君?───



───ルシウス、お前の杖だ。俺様はお前の杖を御所望なのだ。───



───私は……───





言葉に詰まりルシウスの灰色をした瞳が、不安げに隣に座る女性へと動く。
女性は微動だにせずルシウスの方は見なかったが、長テーブルの下で人知れずルシウスの手首を優しく握り締めた。

(その様子から名前は、この女性はルシウスの奥さんなのだろうと見当をつけた。)

妻の仕草に勇気づけられたのかルシウスは、握り締められた手とは反対の手でローブから杖を取り出す。
取り出された杖は手から手へと移動して、ついにヴォルデモートの手に届けられた。
暖炉の灯りにかざすように、ヴォルデモートは手元に来た杖を軽く上げる。





───ものは何だ?───



───楡です、我が君。───



───芯は?───



───ドラゴン───ドラゴンの心臓の琴線です。───



───うむ。───





ヴォルデモートは懐から自分の杖を取り出し、ルシウスの杖と長さを見比べているようだった。
その動作に一瞬、ルシウスはヴォルデモートの杖を受け取りかけた。
自分の反射的な失態に気が付く時には既に遅く、ヴォルデモートの赤い瞳はルシウスを捉えて逃さなかった。





───ルシウス、俺様の杖をお前に?俺様の杖を?───





追従するように長テーブルを囲む面々から笑い声が上がる。





───ルシウス、お前には自由を与えたではないか。それで十分ではないのか?どうやらこのところ、お前も家族もご機嫌麗しくないように見受けるが……ルシウス、俺様がこの館にいる事がお気に召さぬのか?───



───とんでもない───我が君、そんな事は決して!───



───ルシウス、この嘘吐きめが……。───





細く息を吐く音が聞こえる。
この音はヴォルデモートが出しているのだろうか。
その音に気を取られてヴォルデモートを見詰めていると、その背後にゆるゆると長い影が伸びていく。
ついそちらへ目を遣ると、暖炉の灯りに大蛇が照らし出されている。
ヴォルデモートの首元にマフラーのようにゆったりと巻き付く大蛇は、ヴォルデモートの首より明らかに太い。
その大蛇をヴォルデモートは優しく撫でている。





───マルフォイ一家は何故不幸な顔をしているのだ?俺様が復帰して勢力を強める事こそ、長年の望みだったと公言していたのではないか?───



───我が君、勿論でございます。私共はそれを望んでおりました───今も望んでおります。───





上唇の汗を拭くルシウスの手は震えており、隣に座るその妻は機械的に頷いている。
二人とも明らかに不自然だ。
どう見ても、心から忠誠を誓っているようには見えない。





───我が君。あなた様が我が親族の家にお留まりくださる事は、この上ない名誉でございます。これに優る喜びがありましょうか。───





此方の女性は先程の二人とは真逆で、ヴォルデモートを強く慕っているようだ。
声色からその様子が隠せていない。
ついでにヴォルデモートの方に身を乗り出している事が分かる。





───これに優る喜びはない。お前の口からそういう言葉を聞こうとは。ベラトリックス、殊勝な事だ。───





ヴォルデモートの言葉に驚いたのか、名前は女性の方をじっと見詰めた。
薄暗くて良く見えないが、そこにはきっと神秘部で出会ったあの女性の姿があるのだろう。





───我が君は、私が心からそう申し上げているのを御存知でいらっしゃいます!───



───これに優る喜びはない……今週お前の親族に喜ばしい出来事があったと聞くが、それに比べてもか?───



───我が君、何の事やら私には分かりません。───



───ベラトリックス、お前の姪の事だ。ルシウス、ナルシッサ、お前達の姪でもある。先頃その姪は、狼男のリーマス・ルーピンと結婚したな。さぞ鼻が高かろう。───




一斉に長テーブルを囲む面々が笑い声を上げた。
けれども笑い声は名前の耳を通り過ぎていった。
リーマス・ルーピンは一体誰と結婚したと言うのだろう?
ベラトリックスやマルフォイ家と関係のある人物は誰だっただろう?





───我が君、あんな奴は姪ではありません。私達は───ナルシッサも私も───穢れた血と結婚した妹など、それ以来一顧だにしておりません。そんな妹のガキも、そいつが結婚する獣も、私達とは何の関係もありません。───



───ドラコ、お前はどうだ?狼の子が産まれたら、子守をするのか?───





そこで初めて名前は、ドラコ・マルフォイの存在に気が付いた。
ルシウスの右に座っていたようだ。
隣に座る父親の顔色を窺い、次にその向こうにいる母親の顔色を窺う。
しかし両親は二人とも目を合わせない。





───もうよい。もうよい。───





ヴォルデモートの冷淡な声は、笑い声を収めるのに効果が絶大だった。
途端に辺りはしんと静まる。





───旧い家柄の血筋も、時間とともに幾分腐ってくるものが多い。お前達の場合も、健全さを保つには枝落としが必要ではないか?残り全員の健全さを損なう恐れのある、腐った部分を切り落とせ。───





それはリーマス・ルーピンと結婚した姪とやらもルーピンも、殺せという事だろうか?
ベラトリックスは感激したように息を吐いた。





───我が君、分かりました。出来るだけ早く!───



───そうするがよい。お前の家系に於いても、世界全体でも……純血のみの世になるまで、我々を蝕む病根を切り取るのだ……。───





言い終えると同時にヴォルデモートは、ルシウスから受け取った杖を上げた。
照準を宙に浮かぶ人物へ合わせて微かに振る。
宙に浮かぶ人物は唸るような声を漏らした。声からすると女性のようだ。
空中に浮いたまま何かから逃れようと動いている。





───セブルス、客人が誰だか分かるか?───





スネイプの頭が動いた気配がした。
空中に浮かぶ魔女を見たようだ。
名前の目に、魔女の顔が暖炉に照らされてハッキリと見えた。
恐怖に強張り青白くなったその顔は、どこか見覚えがあるものだ。
長テーブルを囲む面々も顔を上げ、宙に浮かぶ魔女を注目しているようだった。





───セブルス!助けて!───



───成る程。───





絞り出すような魔女の声に反して、スネイプの声は冷静だった。





───お前はどうだ?ドラコ?───





首筋に身を預ける大蛇を優雅に撫でつつ、ヴォルデモートが尋ねた。
ドラコは声も発せず、ただ勢い良く頭を左右に振る。





───いや、お前がこの女の授業を取るはずは無かったな。知らぬ者にご紹介申し上げよう。今夜ここに御出でいただいたのは、最近までホグワーツ魔法魔術学校で教鞭を執られていたチャリティ・バーベッジ先生だ。───





道理で見覚えがあるわけだ。きっと食事時や廊下のどこかで擦れ違っていたのだろう。
長テーブルを囲む面々からポツポツと腑に落ちた声が上がった。
何が面白いのか、どこかで笑い声が聞こえる。





───そうだ……バーベッジ教授は魔法使いの子弟にマグルの事を教えておいでだった……奴らが我々魔法族とそれ程違わないとか……。───



───セブルス……お願い……お願い……。───



───黙れ。───




素早くヴォルデモートが杖を上げた。
ヴォルデモートの言葉に従うように、チャリティは黙り込む。
きっと本意ではないのだろうけれど。





───魔法族の子弟の精神を汚辱するだけでは飽き足らず、バーベッジ教授は先週、『日刊予言者新聞』に穢れた血を擁護する熱烈な一文をお書きになった。我々の知識や魔法を盗む奴らを受け入れなければならぬ、と宣うた。純血が徐々に減ってきているのは、バーベッジ教授によれば最も望ましい状況であるとの事だ……我々全員をマグルと交じらわせるおつもりよ……もしくは、勿論、狼人間とだな……。───





ヴォルデモートは憎々しげにそう言い放ち、その声に辺りの空気は張り詰めた。
長テーブルを囲む面々は誰一人として声を発さない。
何か言えば、怒りの矛先が自分に向かうと恐れているようだった。





───アバダケダブラ。───





緑色の光が目を突き刺す。
薄暗い部屋の中で、その光はあまりにも強烈で、暗闇に慣れていた名前の目は思わず閉じてしまう。

同時に、何か重たい物が落ちる音が耳に届く。
一拍遅れて、椅子が動く音が響く。

残光が明滅する目を瞬かせて、名前は辺りの様子を確かめた。
チャリティが長テーブルの上に倒れ込み、周囲にいる死喰い人の何人かが椅子ごと後ろに離れている。





───ナギニ、夕食だ。───





ヴォルデモートの首筋に身を預けていた大蛇が動き出す。
長テーブルの上を這って進む。
人間の頭を容易く飲み込めそうな大きな口を開けたところで、名前は目を閉じて耳を塞いだ。
実際に目を閉じて耳を塞げているのかは分からないが、視界は暗闇に包まれ、音は遠ざかった。
見たくはないし、聞きたくもない。

暫くそうしていると、頬に何かが触れた。
それは固く尖っているようで、忙しなく名前の頬をつつく。
思わず名前は目を開けた。





『……。』





視界は薄暗い。それでも目の前に、白い鷹───ネスが佇んでいる事は分かった。
ネスの白い腹と、立派な爪が生えた足が見える。
一体何が起きているのか分からず、名前はパチパチと目を瞬かせた。

ネスの足は石で出来た床にあり、名前の視点はその床にとても近い。
どうやら自分は倒れているようだ。
どうして倒れているのか分からないが、名前は顔を動かしてネスを見た。
ネスの金泥色の瞳が名前を見据え、つつくのを止める。

感触があり、誰かに認識されるという事は、ここは現実だと思っていいようだ。
体の下に敷いていた、感覚を失った腕を何とか引きずり出して、力を込め、名前はゆっくりと上半身を起こす。





『……。』





首を回して辺りを見る。
防壁に寄りかかっていたダンブルドアの姿は無く、周囲は静かだ。
何の気配も感じられず、星空が広がる頭上には、緑色の「闇の印」が煌々と揺らめいている。

自分が予知の白昼夢へ引きずり込まれている間に、一体ここでは何が起きたのだろう?
ダンブルドアはどうなった?
ハリーは?
皆は?

なるべく音を立てないように立ち上がって、階段へと繋がる扉の方を覗き込む。





『……。』





誰もいない。
ここ、天文台の屋上へと繋がる螺旋階段の扉は開け放たれており、塞いでいた数人の死喰い人達は、忽然と姿を消していた。





『ハリー。』





「透明マント」の下に隠れているであろう友人の名前を呼ぶが、反応は無い。
辺りを見回すと、役目を終えた「透明マント」が、無造作に地面に投げ出されていた。





『ハリー……。』





名前を呼び続けながら、ゆっくりと防壁に歩み寄る。
その肩へネスが舞い降りる。
変わらず、返事は無い。どこかに隠れている様子はない。
防壁に手を伸ばし、下を覗き込む。
ずっと下の芝生に、人が倒れているように見える。

あの予知夢の中では、スネイプの死の呪文を受けたダンブルドアが、その衝撃でこの防壁を越えて……。
落ちて……。
……。

名前の頬に、柔らかな羽毛が触れた。
悲しみに寄り添うように、ネスが身を寄せている。





『……。』





押し退けるようにして、防壁から体を離す。
踵を返して扉へ突き進んだ。
扉の先は薄暗い。
階下の方からは、呪文を唱える声、笑い声、叫び声、そして何かが壊れる音が、混ざり合って聞こえてくる。

いざ扉を潜ろうとして、足元に誰かが倒れているのに気が付いた。
ハリーの背丈ではない。
俯せに倒れているこの人物は、恐らく死喰い人の誰かだ。
名前は長い足でその体を跨いで、螺旋階段を駆け下りた。

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