灰黒


全てに絶望した顔ってやつは、こんな俺にさえ痛みを呼び起こさせた。
柄にもないこんな感情の名前なんて、知らなくていいと思ってた。
知りたくもなかった。
だから、空っぽな空色に触れた手から伝わったそれも、見ないふりを決め込んだ。


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テーマ「推しとの恋」
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