お題 | ナノ



<ブン太Side>




親の用事なんて、ホントはなかった。この賭けのためには、嘘も仕方ねぇって思ってたのに。罪悪感が心から消えねぇ。わりぃ紗智。でもこれに賭けねぇとこれからがないと思ったんだぜ。




俺は、紗智が1番好きだから…。




何が正しいかなんて誰も分からない。それだけ全員が幼かったから…。



私は、ばっちり服を決めると鳴らない携帯を眺める。




『珍しい』




何も連絡ないなんて……。



今日も何も変わらない一日だった。それは気付かなかっただけかもしれない……。寂しさが心に不安を溢れさせる。




このときから
歯車は周り始めていたのかもしれない……。



二人の距離を作る



運命の糸によって




(後ろめたくてメール出来ねぇなんて…情けねぇ。本当はいつも通りにしないといけなかったのにな……)



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