▼ オマケ 「お前あれでホントによかったのか？」 「当たり前でしょ？私が丸井先輩好きでも丸井先輩は私のこと見てないんだから…。それより切原はどうなのよ？」 「紗智には悪かったって思ってる。俺が賭けで、仕組んで丸井先輩とお前の姿見せたのによ。悪いのは俺なのにに丸井先輩庇うしよ…」 「それって紗智先輩のためじゃない？」 「？」 「だって紗智先輩は、切原のこと信じてるから……だから」 「……そうだな」 紗智は俺の大切な幼なじみ。それ以上でもそれ以下でもねぇ。だからこの場所は譲らねぇ。それが紗智の近くにいれる唯一の方法だから……。 丸井先輩のことは好きだった。紗智先輩から奪い取るつもりだった。丸井先輩を紗智先輩のことで脅してまでデートの約束をした。でも、そんなことをしても丸井先輩の気持ちは手に入らない……。 好きって 気持ちを伝えなくても 見守ることは出来る 大好きだからこそ 身をひくんだ。 . |