小説 四天宝寺 長編 | ナノ


▼ 落ちてきました

「立海の方が強いから!」
「いやいや!!四天宝寺の方が!!」
「だって、四天宝寺ベスト4じゃん。」
「…」

少し夕方の雰囲気をまとい始めた、道
そんな道で言い合う二人の少女

「二校共強いよ…。」
「そうだね…」

二人の言い合いは一人の少女によって終わりを告げた

テニプリ、テニスの王子様をこの上なく愛する中学3年生
四天宝寺押し、特に白石が好きな
姓名
胸辺りまで伸びる黒の髪のストレートヘア

立海押し、特に幸村が好きな
姓名
髪は顎あたりまで伸び、毛先が少しはねている
名より背が低い

「でもさ?名…」

「うん?…あー…」

「「その世界にいたらいいのにね」」


その言葉は日々言う言葉で、またそれはいつも通り寒空に空回りするはずだった、のに


”その願い、叶えてあげる“

「ぇ?待って、名オジィの声した。私末期かも」

「ごめん、名、私もガッツリ聞こえるから、末期かも」

「仲間」

「だね」

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