小説 四天宝寺 短編 | ナノ


▼ ろっくおん。

「あーら!そこの君可愛いやーんっ!!ロックオ〜ンっ」


「浮気か、死なすど!」


そんな感じで女子生徒が苦笑いで去る
主にユウジの凄い形相のせいで


昼休み


小春とユウジは一緒に帰るために貴子を待っていた



「にしても、あいつ、遅いなぁ」
「せやねぇ…。ハッ。誰かにナンパされてるのかしらん!」


そう、頬に手をつける小春
そんなこはるの発言に、ユウジはハッと笑った

「あんなやつをナンパとかあり得へんわ。しかもここ、学校やで?」

ナイナイ、と手を左右に振る


「わからへんで…。この間、二人でデート行ったらナンパされてたもの!」


「小春にナンパしようとしてたんやないか?」

「私、いなかったわよん、」

「あぁ、そうか」


そんなやりとりが行われているとどこからか、声が聞こえた


「わぁぁぁぁぁ!!!!」

「今の…」
「貴子や」

二人は反射的に走り出していた



ーーーーーーーー……

「はぁ、はぁ、」


ユウジが先につく
小春はまだ後らしい

「あかん、おいてきてもうた…」


そういい、声が聞こえてきた教室のドアをがらりと開ける

「わぁぁぁぁ!そこの君、可愛いやーん!ろっくおーんっっ」


目の前に広がる光景は夢だろうか
それとも、違う世界に飛んできたのだろうか


目の前には小春と同じことをする貴子がいた


「は?」


ユウジは固まる
何故なら、服に向かってやっているからだ



「ふひひ。うまくできたどー!!どやぁ!」

「……頭大丈夫やろか、こいつ。」

「あれ、ユウジ?やっ!見てみて!この服!うまくできたでしょ!」


貴子はそう言って服を掲げた
……メイド服を


そして小春が教室に入ってきた

「あ!小春ちゃん!見て!出来た!」
「やっと出来たんやね!貴子ちゃん!」
「そうよ!」

そう、ひしっと抱き合う二人
この時ばかりはユウジは浮気かーとか言わない
何故ならこの二人は幼なじみだからである


「さて、と、小春ちゃん。あとは…」

「せやね?」


そう、ユウジに詰めよる




「「これ、着まひょか」」





「は?」




その後、ユウジはとてもとても恥ずかしい思いをするのでした



「ユウきゅん!」

「滅びろ、貴子」

「可愛い!!!」

「うんうん!!これでどっかに出かけまひょか?」


「あほかぁぁぁぁぁぁ!!」






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私、何がしたかったわけ(笑)
やっと書き終えたのになにこれwみたいなw
もう、やだw
すみませんでした

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