「何で、死んじゃったの…?」

君がまた俺の前で泣く

「精市…。何で置いてくの…?…っ」

俺は透ける手で佳那の頬にてをやった
すり抜ける手

『……っ』


ねぇ、神様。何で俺は人が見れるの? これは何の罰なんだい?…辛いよ
俺の前で泣く大切な人を見るのは…


「…精市…。ダリア、置いてくね…じゃぁ…」

彼女は今日もまた帰らなくてはならない 
俺は悲しそうな後ろ姿を見る


『また、来てね』

俺は、さぁ、と穏やかな風を吹かせた




彼女が少し驚いた顔をして、「うん」といったのはきっと。
間違いじゃない━━…

「またくるよ、精市」
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テーマ「推しとの恋」
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