今日はクリスマスだ。
今日の一大イベントはシズちゃんと二人っきりでのクリスマスパーティー。
場所はシズちゃんの家で……まぁ俺が勝手に押しかけただけなんだけどね!
この俺が狭いシズちゃんの部屋でクリスマスパーティーしてあげてるってことにお礼を言うべきだよねシズちゃんは。
「シズちゃん、遅いなぁ……」
独り言を勝手に持ち込んだ暖房器具であるコタツに潜りながら言ってみる。
なぜ独り言かといえば、シズちゃんはまだ仕事から帰ってきてないからだ。
「臨也、」
「あ、シズちゃん遅かったね…ってなんで窓からなの」
「…なぁ、臨也…きもちいこと、しようぜ」
「シズちゃん!!!」
俺は叫んだ…けど、そこにシズちゃんはいなかった。
額がすこし痛いところを見ると、コタツに入りながらシズちゃんを待ちくたびれて寝てたようで……しかも夢までみてるなんてね。
寂しさからシズちゃんへのプレゼントを持ったり、置いたりを繰り返してみる……でも、シズちゃんはまだ帰ってこない。
こういうイベント事はすごくたのしみにするシズちゃんだから、と思って買っていたいわゆるパーティーグッズの鼻眼鏡と、とんがり帽子も付けてみる。
シズちゃんったら俺を待たせるなんてホント可愛いことしてくれちゃうよね。
こんなに俺を翻弄するのはシズちゃんくらいなもんだよまったく……、
(シズちゃんったら遅いなあ!早く帰っておいでよお仕置きしちゃうぞ!)
(お、遅いなあシズちゃん……)
(シズ、ちゃ…ん……ぐすっ)
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BGM:星のアルペジオ
この曲を聴いていたら書きたくてしょうがなくなっただけなのである。
とてつもなくひどい出来なのである。
クリスマス小説は前に書いたけれども書きたかったんだしょうがないだろう!
折原が不憫。
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