「あ、シズちゃんだ」
俺がシズちゃんを見つけたのは本当に偶然だった。会えたら良いななんて気持ちも少しはあったけれど別に探していたわけでもない。
「シズちゃん、」
「あ"ぁ?…っ、臨也」
「何その反応。俺じゃない方がよかったの?」
「いや、そうじゃ無くてよ。なんだ、その…お前の事考えてたっつーか」
顔を赤くしてそれを隠そうと口に手の甲を当てるシズちゃんはとても可愛くて。
「じゃあさ、シズちゃん。俺とデートしよっか」
「は?何でそんなもん。家行きゃ良いんじゃねえの」
「それじゃいつもと一緒でしょ?いつもしない様な事しようよ」
「…でも俺達が一緒に歩いてたら周りの奴らが…、」
「シズちゃんはばれるの、嫌なの?」
「違うけど…、」
なら良いじゃん、と言ってシズちゃんの腕を掴んで歩き始めた。こうみえてシズちゃんは甘党だからなぁ…シュークリームでも与えよう、うん
「臨也、どこ行くつもりなんだよ」
「んー、残念ながらプリンではないんだけどシュークリームが美味しいお店があるんだよね」
「まじか、」
シュークリームって言った途端に目を輝かせてついてくるシズちゃんに少し傷ついた。
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普通のデートをして欲しいなという妄想です。ずっとラブラブしていれば良いよ!って事で続きます←
シズデレ美味しいお……
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