【治安維持特命部隊不帰脱獄犯監査室−世界観】

 某国である日突然、数多の監獄が襲撃され、その機に乗じた脱獄犯が大量に出る事態となってしまった。その数は数百人に及び、警察機構だけでは収集がつかなくなってしまう。そこでやむを得ず政府がとった処置は、脱獄犯たちをその罪の軽重に関わらず抹殺する組織の設立だった。それが治安維持特命部隊不帰脱獄犯監査室、略称『特監室』である。
 その監査員になるための採用基準は、まず人を殺せる腕があること、そしてあまり公には言われないが仮に任務中に死亡しても特に問題のない者、そして――人を殺す理由に、倫理的な感情がないこと。

 この話は、半端な悪人よりも悪人らしい主人公たちが、仕事の名目で人を殺していく物語。


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