空想遊泳

  (ある窓の中の、空想劇)


くもが細くたなびく天は


うみと溶けるまで蒼く広く


そらを駆け行く透き通った風は


うちゅうへと翼が伸び行くようで


ゆらゆら揺れる真白(ましろ)い月は


うきながら黒い街を見下ろす


えいえんの絵だと思いそうな


いつも通りの、そんな風景。

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