お題・金の龍と少女
2013/02/19 00:46

 夜空を裂いて流星のように現れたその姿は荘厳だった。神話の化身、力の象徴たる黄金の龍を目の前に、少女は自分が如何に小さい者かを実感する。だが、怯んでいる時間などはない──それに、いつだって世界を変えるのは小さな力からなのだから。そっと伸ばした幼い手が、逆鱗に触れる事はなかった。



 ツイッターにて頂いたお題です。ツイッターなので140字以内。もっと龍の外見描写も入れたかったのですが字数に入りませんでした。ぐぎぎ。



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