お題・真夜中
2013/02/18 03:35

 古典的というのは、それだけ有用な手段であることを示している。夜闇に紛れて人を殺めるのもまた、そうだ。路地裏の血は、闇に紛れて見えない。黒く黒く暗く喰らって。骨の髄まで、心の底まで。俺の中にあるどす黒いものを、死んだ君は見ただろうか。にぃ、と裂けるように笑んだ歯列は、おりしも空の三日月に似ていた。




 カテゴリ名通り、単発短文。ある創作チャットで140字前後の短文書いてみようぜー、というのがあったのでその時書いてみたブツです。特に山もオチも意味もないので作品ページにあげるのもなーと思ったのでこっちにぽいしてみました。はい。





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