(言い表し方の話/松半)
「いって‥‥‥あんまり強くするなよ」
「真一くん、どこが痛いの?ほら正直に僕に言ってごらん‥‥」
「え、足の裏」
「ちょっとー、ノリ悪すぎ!」
「今のフリにどう乗れと?」
「えー、『そこっ‥‥真一のナカ、熱くて痛いのぉ』って可愛く言えばいいんじゃない?」
「あー、わけわからん。いいから早く抜いてくれ」
「せっかちだなぁ、心配しなくてもすぐに僕のを挿れてあげるから大丈夫だよ」
「早く、抜け!」
「わかりましたよーだ。っていうかさ、それがやってもらってる人に対しての態度なわけ?」
「はいはいありがとうございます。だいたい仕方ないだろ、足の裏なんて自分じゃ確認するの大変なんだから」
「体固いんじゃない?」
「あ、脚が長いんだよ!」
「どうだか‥‥‥抜けたよ」
「ん、サンキュ」
「お礼はジュース一本でいいから」
「今日、金持ってきてないや」
「じゃあキス一回で」
「‥‥明日ジュース奢る」
「キスがいい」
「いやだから明日ジュース」
「キースー」
「ああっ、もう!‥‥‥ん」
「え、それだけ?」
「何がっ」
「今の、ほっぺじゃん」
「キスはキスだろ!」
「キスっていうより、」
それはそれはかわいらしい、 ほっぺにちゅうが相応しいでしょう
(090803)
*** 足の裏にトゲ刺さるとかなり痛いです。
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