稲妻sss | ナノ
 




(狂った操り人形の話/アフ+半?)








「わかるかな?君は所謂マリオネット。僕の手によって動かされている人形にすぎないんだ。‥‥‥ふふ、惨めだね。元気にくるくる動いていた君のその瞳が、虚ろに僕を見つめているなんて、最高にゾクゾクするよ」

「‥‥‥」

「なんだい、その顔は。僕に盾突こうっていうの?あぁ、そんなこと出来るわけないか。だって君は」

「‥‥‥い、」

「何か言った?」

「うるさい、黙れ」

「‥‥怒りに染まったその瞳も、堪らないね」

「消えろ」

「‥‥‥っ!いつの間にナイフなんて持っていたんだい?おいたは良くないよ」

「仮に俺がおまえの操り人形だということにしようか。そしておまえは神なんかじゃない、ただの人間。この意味がわかるか」

「何だって?」

「俺には感情がある。気に入らないと思ったものを排除する術もある。おまえを殺しても、操り人形は罪に捕われはしない」

「馬鹿なことを。君は僕を殺すことなどできやしな‥‥っ、う、あ‥‥!」

「‥‥‥さよなら、神になり損ねた憐れなお馬鹿さん」






狂ったマリオネットは
血に塗れたナイフを片手に
今夜も神を殺す




***
多分なんか脅されたんじゃないでしょうかね。
人間の精神なんていつプッチンしてもおかしくないわけです。


(090703)