曖昧世界破滅術
2011/06/06 17:07
消滅→転生までは平凡破壊と同じ。
転生先は14年前で、綱吉たちと同い年。
8歳の時に零崎覚醒。
大量殺人していたところに小さい双識さんが登場する。
名前は霧咲フラン改め零崎霧織。
二つ名は虚像称賛(メビウスフランネロ)
愛称はネロ。あえてフランにはしない。
武器はもちろん三叉の槍。幻術ではなく罪口特製の槍。
武器の名前は虚像称賛(メビウスフランネロ)
10歳の時に軋識さんと出会い、あの母親の元で一緒に暮らす。
で、色々人と関わっていく。
潤さんとは良いライバル(だと思われている)
14歳の時に黒曜編を目の当たりにし、"復讐者"に連れて行かれる彼らに接触するも冷たく当たられる。
それからは心神喪失状態になるが軋識によって持ち直す。
そしてそのころに"仲間(チーム)"に軋識と一緒に入る。その時の名は霧咲フラン。
その三年後、やっぱり諦めきれなくて骸や綱吉たちが通う並盛中に転校するが、トリッパーに骨抜きにされている彼らを見て愕然。
何とか単身で頑張って元に戻そうと奔走するがトリッパーに嵌められ、ヴァリアーも敵に回ったことを知らされ絶望。
そこから復讐劇が展開される。
…あれ?人間放棄と似てないか?まあいいや!←
最終決戦の時に時宮や拭森やフラン自身の手によって無理矢理記憶を取り戻させる。
でも復讐は止まらない。
フランが殺すのは骸とベルだろう。
トリッパーは軋識が殺すだろ、たぶん。
ちょっと書いちゃった←
体育館には絶望的な空気と、嘲笑の雰囲気に溢れていた。
無論、絶望的なのは裏社会で、嘲笑を浮かべるのは裏世界だ。
格が、違う。
『ねぇ、師匠?』
「な、んですか…可愛い僕の『戯言いわないでくださいよー。なぁにが可愛いです?』…ッ!」
『だぁい好きでした。だって、命の恩人ですからねー。生きる術をくれた、正真正銘自慢の師匠でしたよー、前はね』
「前…は……」
『だってミーがここまで生き抜いたのは自分の力ですし…何より、
ゆっくりと、蔓に拘束されている骸に三叉の槍…"虚像称賛(メビウスフランネロ)"を突きつける。
艶やかな花弁のような唇が弧を描くが、彼と同じ紅い瞳と彼女の翡翠の瞳は冷たいままだ。
『師匠は、越しちゃったら…もういりません』
だって、もう学ぶことなんて無いんですもん。と可愛らしく年相応に言う。
「待っ…『あははー、アンタはそれ聞いてくれましたぁ?』
惨めに命乞いをするかつての目標に、内心落胆しつつ槍を首元に押しつけた。
『さよーならぁ?』
「――――ッ!!」
一気に喉を切り裂いた。
切り裂いた、霧咲いた、キリサイタ。
声帯をも切られた骸は断末魔を上げることすら許されず、絶命した。
ガクリ、と力の抜けた骸には目もくれずに幻術を解く。
骸はその名の通り亡骸となり人形のように崩れ落ちるが知ったことではない。
く
るりと彼女が振り返った先にいるのは、
「…フ、ラン………!」
かつての最愛。
自分が消えるその瞬間まで、自分を求めてくれた人。
手を伸ばし、留めようと願ってくれた人。
以前伸ばされたその手は、戻って来られた今は握られ、自分を傷つける拳となっていた。
シュルッ!!
「…フラン、ごめ…ごめん、な…!」
『謝ってどうするんですー?』
「ごめん…好きだ……」
金髪の奥にある瞳から涙が溢れた。
霧織は顔には一切出さず、僅かに奥歯を噛みしめる。
本音の告白を、静かに聞く。
だが、
「…ネロ」
『…分かってますよー、アス』
違う。
今は、違う。
大切な者は…ここにはない。
「愛してる…」
『それで?』
それでどうしたというのだ。
それでどうしろというのだ。
お前の寿命がここで切り裂かれることは確定しているのに。
『ベルせんぱぁい?』
甘くとろけるような声で、
『ミーは、貴方が…』
地獄の如き傑作な戯言を、
『だぁーいっきらい、です』
吐く。
さよなら世界、
こんにちは世界、
曖昧な世界はもういらない。
殺伐としていても良い、そこには確固たるものしかない。
曖昧な表の裏など、消してしまえ。
切り裂いてしまえ、消滅してしまえ。
『…幸せでした、不幸せでした』
さようなら。
「終わったか?」
『もっちろーん』
「もう、いらないのかよ?」
『いーらない。アスがいればいいんでー』
「…ま、二人で一人だしな」
『そーですね?』
モ ウ イ ラ ナ イ 。
………………
ちなみに口癖っていうか…必殺?的なのは"切り裂く"です。
もちろん名字の霧咲とかけてます。
わーい楽しかった!
これアンケートに入れた方が良いですか?
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