「汀さん、実は、…って、なんで泣いてるんですか!?」 「感動した…」 「…感動?」 「このゲームやってみなよおお!感動したああああ!!」 「ちょっちょっともう少し静かに…」 「いやまぁ何にしろマルチ最高」 「(自分の世界に入りはじめたぞ…)」 「緑の服最高…!可愛い!セクシー!着てみたい!ああでも最近腹の肉ついてきたからなぁ…ねぇ勇気、これで腹だしはセーフ?」 「!!!!!セーフどころか全然いけますから服を捲らないでください!」 「うぶだねぇ。もうちょい大胆にならないと彼女できないよ」 「…」 「うんごめん私が言えた義理じゃないね。彼氏あんなだもんね」 「…そういえば彼氏さんと連絡とってますか?」 「いやガン無視」 「やっぱり…」 「なんで?」 「俺のとこに来ましたから」 「…もしかして用件それ?」 「はい」 「ほんとごめん…」 「俺汀さん見てると誰かと付き合うとか怖いなって思えてきます」 「私も今すっごく怖いけどあんなやつに遭遇するのなんて稀だからね?私も今までで初めてだからね?」 「別れないんですか?」 「…別れられるかな?」 「……………無理ですね」 「ですよね」 |