「今のって…カッパ!?」「あれ、円堂くんどうしたの?」「い、今カッパが…!」「…」「…」「…えっと、そうなんだ。私、眠いから寝るねー(寝ぼけてるのかな…)」―次の日―「きっと、何かと見間違えたんだよ」笑顔のヒロト君に、心の中で一生懸命頷いた。―その後―「円堂くん、やっぱりカッパはいたんだよ。…やっぱりカッパはいたんだよ!」「(えええ!?ヒロトくん何があったの!?)」驚いてぎゅっと手に力を込めるとおかかおにぎりの乗ったおぼんがみしりといって、一番近いところにいた土方くんがぎょっとした顔で振り返った。