一姫転生。縁木 二姫(ゆかりき ふたひめ)←安直文字は『絃』うきうきとした気分で街を駆け抜ける。昔はそんな体力も筋力もなかったなぁ、なんて考えながら、走る、走る、走る、「きゃいん」「あ、悪い。大丈夫か?」「い、いえいえすみません。そちらこそ大丈夫ですか?ヒメちゃん浮かれてて前が見えてませんでした…。」「今日から楢鹿に通うんだもんな。俺は日向三十朗。お互い頑張ろうぜ」「はいです。幸理仮二姫と申しますです。」