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少女は語る。


わたし、たぶん ほとんど ぜんぶ、しってました。あなたのこと。いちひめのこと。しなないかのじょなこと。まごころのこと。きょうだいのこと。さいみんのこと。わたし、なにか したかったんです。でも、なにかを できる ちからが なかったんです。とうぜん ですよね。わたしは、やくたたずの せいこうれい なんですから。それに やっぱり、百聞は一見に如かず、ですね。わたしの ちしき なんて、まったくやくには、たてない。けっていだ には、なれない。あぁ、やみぐちえとこ には、してやられました。かのじょ、ほんとは しんで いたんですね。つい さいきんの こと だったから、ほうこちゃんは、しらなかった。しかも、だれでもない かのじょが いれかわっていたから とうぜん…。きっと、つまらなかったんでしょうね。ころしな は。え?わたし、ですか?やだな、わすれちゃいました?んー、そうですね、なにから はなしましょうか…。えっと、不老不死というものを、ごぞんじですか?
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