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「見つけた」



「なぁ、袴田どうすんだ?」
「おい、お前らそっち持て」
「………っ、っしょ!」
「どこに運ぶんだよ」
「…なにしてるの?」
「あっ、名前!」
「なにしてるの?」
「う…わかんない…」
「そう。部屋に行ったら誰もいなくて困った」
「ワリィ…緊急事態なんだ…とりあえず、」
どりゃーっと抱えていた袴田を放り投げた。
「無事死んで来い!」
ヒュウウゥゥドスンッゴキュッ
「…うん!あれは死んだな。確かな手応え!」
「…ムゴいなー」
「さて、とりあえず今は比良坂のところに行ってみるか!お前も来い!」
「わかった」
ぎゅっと朝音に手を握られて微笑まれる。しかし、その目はどこか、歪んでいる気がした。
「朝音…?」
「行こう」
「…うん」
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