夢小説 | ナノ




ガチャでUR出すまで帰れまテン

〜暇を持て余した神々の遊び〜

A「神Bよ」
B「なんだ神Aよ」
A「我は暇すぎて戯れに下界のアプリゲームのガチャに確率0.005%のスーパーウルトラレアとして『異世界転移』を混ぜて遊んでおったのだ」
B「神Aよ、いくら暇とはいえ他に暇の潰しようはなかったのか?」
A「誰かがガチャを回すたびに『もしかしたら異世界転移引いちゃうかも!?』というドキドキを味わえる」
B「麻薬中毒者のようなことを言うでない。0.005%とはいえ、本当に誰かが引いてしまったらどうするのだ」
A「うむ。5分程で消すつもりであったのだが、なかなかの高揚感であった」
B「迂闊なことをするでない。反省せよ」
A「そうだな、まさか開始1分で引き当てる猛者がいようとは。我もまだまだだったようだ」
B「引いてしまった者がおるではないか!!?」
A「誰も引かぬと思っておったから帰る方法など仕込んでおらぬぞハッハッハ」
B「笑いごとかー!!!」




「…と、いう訳でな、このみょうじなまえは再び0.005%の確率で出るSUR(スーパーウルトラレア)を出すまでは元の世界に帰れぬのだ。それまでの間ここで面倒をみてやってくれハッハッハ」


「…という不思議な夢をみたのじゃが、」
「うわあああああーーー!!なんで!なんでなんでええええええ!帰りたい!帰りたいよう!お母さあああああん!!!!!」
「…まさか現実となるとはのう…」


こうなれば「すうぱあうるとられあ」とやらを死ぬ気で出すしかあるまい。
地面に伏して泣きわめく少年の肩を叩くと少年は一際大きな悲鳴をあげて泣いた。南無阿弥陀仏。



補足
・ガチャをする為に無限に使えるスマホを持っている
・同じくガチャをする為に専用のアプリが入っていてスマホはその為にしか使えない
・ウルトラレアじゃなくても良くない!?という問いに対して、因果律が云々〜との返答
・ガチャのレア度に対応して現実世界でも使えるアイテムが貰えたりイベントが起こる
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