夢小説 | ナノ
01:魔女裁判
「お前には失望したよ、なまえ」
「違う…」
「天女様にあんな酷いことをするなんて」
「違う!私は何もやってない!」
「この期に及んで言い逃れできるとでも思っているの?」
「待って、頼むから私の話を聞いて…!」
「言い訳なんて聞きたくねえよ」
「何で…どうして!」
「どうして?それはこっちの台詞だよ。もういい、どうしてもお前が罪を認めないって言うのならこっちにも考えある」
「考え…?」
「五年い組のみょうじなまえを退学処分とする」
ああ、嘘だこんなの。
目の前が真っ暗になる。息が上手くできない。
縋るように、恋人に手を伸ばす。
「兵助、」
しかしその手は捕まれることはなく、逆に払いのけられてしまい、
「俺の前から消えろ」
ああ、
どうしてこんなことになってしまった?
魔女裁判
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