「おーい、ジャッカル」

「なんだよ」

「丸井くんから伝言を預かっております」

「何だって?」

「昨夜課題やってたら借りてたノート持ってくんの忘れた。悪ぃなジャッカル!って」

「オイ、今日当たるんだが…!」

「まあまあ、隣のよしみで見せてあげるさ」

「すまねぇ…(あれ、俺悪くないのに謝ってる)」

「ジャッカルも苦労性だね」

「そもそもクラスが違うのになんで俺に借りるんだよアイツ…」

「担当の先生が同じだからじゃない?仁王のノートは意味分かんないからね。やたら落書き多いし、サボってばかりだから空白だらけだし」

「…ああ、なんとなく分かるけどよ」

「あと後輩の切原くんからも」

「赤也が伝言?」

「ジャッカル先輩って、コーヒー豆みたいっスよね!だって」

「それただの悪口じゃねーか!!」

「あれ、そう?」

「お前わざとか…」

「あともう一つ」

「まだあるのかよ」

「とある女子からなんですが」

「は?」

「いつもいつも愉快な仲間に苦労して大変だね。でもお人好しなあなたが好きですよ」

「……おう、ありがとなって伝えといてくれ」

「はいよー」

「前半余計だけどな」


だからこんな日が続く訳で



20091123
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