「あー…今日もめっちゃ疲れたわ。こんな時は俺の可愛い可愛いイグアナちゃんの世話でもするに限るわ。よし、ただいまー」

ガチャリ

「おう!ボケンヤ、おかえり!」

バタン

「なんで閉めんねや!」

「閉めるわアホオオオ!!おかん!おかーん!なんで名前が俺の部屋に居んねん!」

「何言うてんの、あんたが名前ちゃんと約束しとったんやろ」

「おい、人の母親を騙すとは何事や!すっかり信じてんで!」

「約束したやんかー。夢ん中で」

「知るかあああ!!お前の夢なんぞ知ったこっちゃないっっちゅーねん!!」

「ケン兄、近所迷惑やで」

「お、翔太」

「外までケン兄のツッコミ響いとったよ。名前ちゃん来とるん?」

「おう!翔太もこの立てこもり犯に何か言うたれ!」

コンコン

「名前ちゃーん」

「あ、その声は…翔太?翔太、学校から帰って来たん?」

「うん。名前ちゃん、一緒に遊ばへん?」

「よっしゃー、マリカーしよか!」

「待て待て待て!翔太、そうやないやろ!」

「ケン兄、俺名前ちゃんと遊びたいー」

「う…」

「そういうことや。謙也、ドア塞いどらんと早よ退いてや」

「ううう…」

「ケン兄ー」

「謙也ぁー」

「うるっさいわ!退くわ!退くから黙っとけ!」


20110512
無性に謙也が書きたくて
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