危険な政宗くん




今日・・・ってか明日ってかまあ、なんと!!



彼氏の政宗と初日の出を見るぜ!!



・・・ってな予定で家を出てきた私たち。



「Wake up!名前!!!!!」




「な〜によぉ・・・・」



ですが、目的地に行くために車に揺られて1時間弱。



「いつまで寝てんだ!!!」



「まだ外暗いじゃんかぁ〜・・・」



「日の出を見るんだぜ!?明るかったらもう日が出てて、来た意味ねぇだろうが!!!!」



もともと夜更かしが苦手な体質。




「もう・・・私ここで寝てるから、政宗だけ見といでよ〜・・・」




「しっかたねぇなぁ・・・」




そういい、唇に柔らかい何かが触れた。



ねぼけていたため、すぐにそれは政宗の唇だとは理解できなかった。



数秒して、気づいた私。



「あ・・・」




「目覚めのkissだ。」



「うん。キスされると落ち着くよ。さらに眠たくなるんだよ。



「You're kidding!(ふざけんな!)ほら!あと5分だぜ!?」




「あと5分?じゃ、あと4分寝るから4分後におこして



「Shit!!」


車から出た政宗。



あきらめたか。私の勝ちだ!!



・・・と思ったのもつかの間・・・




―ダンッ!!!!




「藩ッ・・・!!!」




あきらかにキレたであろう政宗が、助手席のドアを勢い良く開けた。




な・・・なにする気!?




そう思った瞬間・・・




「狽「やーーーーーー!!!!」




私は思い切り・・・無理やり外に出された。



・・・というよりは、引っ張り出された。




「いたい!!もう!!!」




「ほら!あと1分!!!!!」




ほう!あと1分か!!




「・・・ねぇ。政宗」



「Ah?」



「なんで山じゃなく、海なわけ?」



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