「※これは詩ではありません」
『ナースコールを鳴らしたのは、』
ある病院でのおはなしです。
患者が看護婦に恋をするなんて良くあるハナシ。
その患者はもう3年でしょうか、原因不明の病で入院。容態が悪くなったり良くなったりで生きるも死ぬも毎日が二分の一。でも患者さん、あの人に会えるから苦しくなっても微笑んでいられる。
そんなある日。今から約一週間前の午前2時すぎ、ナースコールが鳴りました。あの患者さん、きっと今日が彼女の当直日だって知っていたんでしょうね。
運が良いのか悪いのか本当に容態が急変して駆け付けたときにはもう遅くて彼はそのまま眠ってました。
午前2時14分、3年間入院していた
患者さん、御臨終致しました。
死因はきっと愛情
(急性キミ中毒)2010.10.11
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