poem | ナノ

「うらはらばれんたいん」

今まで胸の奥底に閉じ込めておいた君への気持ちがとうとうおさまり切らなくなってしまい、"好き"って思いだけを詰め込んだカケラが粉砂糖と一緒にふりかかったのです。だから、甘い甘いお菓子が出来上がっていたのだけれど、いつまでも想いを伝えられないから自分自身への苛立ちといつの日かに出来た隣の女の子への憎しみが混ざりに混ざって、不安定なカケラが一緒に入り込んでいくのです。ほら、今日も美味しくないお菓子が出来上がった。…それは私？君のせい？
　

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