月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。



老人がそのことに気付く頃にはもう遅いのだ
自分で追い続けることさえまともに知らずただ与えられるものだけを頼りに生きてきた彼は目の前にあるものが無くなってもまたいずれ自分の元に戻ってくるだろうと思っていた。だから少年が青年へと変わろうとも気にせずにいたのだ。やっと理解したのは彼がいなくなる瞬間だった

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