※えろちしずむにつき閲覧注意
※なんか高校生
※なぜか後輩





「チカンにあった」

なまえがそう言ったとたんオレはこいつに怒っていた理由を丸ごとつるっと忘れて、押し倒さん勢いで肩を掴んだ。相変わらずけろりとしているなまえは「どしたの南雲先輩」だとかなんとか呑気に言うので無性にいらっときてついでにむらっときて思いっきり激しいキスをしてやった。すると「ふぁ」なんて情けねえ声を上げてオレを見上げるもんだからなんだかもうオレ理性の壁崩壊。突き飛ばすように倒して組み敷いて鎖骨に吸い付きながらだっさいTシャツをまくって手を突っ込んだ。たいした抵抗もなくされるがままのなまえに腹が立ってきた。この馬鹿女、こんなんだからチカンなんかにあうんだってのに。絶対わかってない。

「南雲先輩」
「あ?」

白いレースの下着を上にずらしてこぼれだした脂肪の塊をひっつかむ。こいつブスのくせに胸でけーからむかつく。性格こんなんだしチカンもそりゃ標的にするわというかなんというか。

「えっちなことすんの?」
「もうしてるっつの」

ぴらぴらするスカートを引っ剥がして、うっすい綿の布を奪い取って、慣らしてもないけど指を突っ込む。すでに垂れてきそうなくらい湿っていたから、痛くはないはずだし。

「あ、あ」
「濡れてんぞ淫乱」
「なぐ、もせんぱ」

特になんもしなくてもすぐその気になっちまう身体の方も問題だよな、と思いながら指をめちゃくちゃに動かす。すっげえ音がしてる。まじやらしー。オレも同じ電車乗ってたら触りたくなるかもしれねーな。

「っう、うあぁ、あ」
「もうちょっと可愛い声出せねえのかおまえは」
「あゃ、な、ぐも、」
「晴矢って呼べっつってんだろ」
「はる、やぁ、っ、すき」
「…知ってる」
「あ、うぅ、はるや、は…っ?」

…あー、ホントわっかんねえ。オレ、何を血迷ってこんなやつ。

「はいはい好きだって」

細っこくて白い脚を抱えあげ中に入り込む。ぐにぐに締め付けてくる体温が心地いい。

「いだだだだだ」
「だからもっと可愛く鳴けねーのか」
「晴矢おっきい、くるしいいたいぃ」
「痛くされて喜んでるくせに」

言われてむっとしたらしいなまえは珍しくオレを睨み付けてくるけど逆効果。そんな涙溜めて訴えたって煽るだけだっつうことをおまえははやく知るべき。

「ふぎゃぎゃぎゃ」
「…なん、だよ、ふぎゃぎゃぎゃって」
「きもちい」
「あっそ、う、それはよか、ったな」

ぎゅうぎゅう圧迫されてオレもそろそろ限界。ずるりと引き抜いてゴムの中に出したら床に横たわってたなまえが何故かへにゃりと笑った。え、何。




*




「なんで笑ったんだよ」
「へ?いつ」
「…終わったとき」
「ああ、あれ」
「返答次第ではアトミックフレアな」
「火事なっても知んないよ」
「真面目に突っ込むな」

全く、こいつとはホント話が噛み合わない。いやこいつには噛み合わせる気がないのかもしれないというか、むしろわざとなんじゃないかと疑うくらいだ。

「嬉しかったから」
「何が」
「南雲先輩が慰めてくれて」
「…意味がわからねえんだけど」
「チカンに触られた感触忘れられたよ」
「ああそういうこと」
「またしてくれる?」
「…気が向いたらな」
「先輩顔赤いよ」
「うっせ馬鹿」




天然記念物彼女
20100523




色々と後悔しています
ぬるい…なんてぬるいんだそして短い
天然だからいけないんだ
2個はビッチなので本気出して裏書いたら、
…やっぱりがっかりクオリティだとおもいます
かぷりんぐの方の裏で慣れるといけないな
ちょっと自分スパンキングしてきます







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